クリスマスインテリアとして飾ろう!ミニキルトの種類と柄パターン

執筆者: 藤井 彩代子 職業:キルトアーティスト
はじめに

こんにちは、キルトアーティストの藤井彩代子です。

 

街ゆく人々も真冬の装いですね。12月に入ったと思ったらあっという間に暮になってしまうのが毎年不思議ですが、きっと忘年会やクリスマスパーティなどに追われているうちに年末が来てしまうのでしょう。

 

今回は12月のミニキルトは、もちろんクリスマスキルトです。

 

ミニキルトの定義として、40cm正方以下のものを指します。

クリスマスに向けて大作を作ってしまう場合が多いのですが、今回は主に初心者向けのキルトをご用意しました。

 

クリスマスツリーのミニキルト

これはペーパーピーシングというテクニックです。

半紙などの透けている紙に直接図案を写し、ふってある番号順に布をのせて縫い合わせていくという、ミシンキルト特有のテクニックとして知られています。

初心者向けなので個人差もありますが、たいてい2時間で出来上がります。

 

最後の2段に「Merry Christmas!!」と、フリーモーションでメッセージを入れてあります。

 

糸を工夫して、メタリックの金とか銀を使うとさらにゴージャスな出来栄えになります。

 

 

ポインセチアのミニキルト

これはアメリカのキットものを少しアレンジしてレッスンした内容ですが、初めは手縫いで作って途中で挫折したことがありました。

 

しかし、ミシンでやると簡単です。

周りのキルティングをフリーモーションでするので、こういう練習にも楽しんで出来ます。

 

 

フローティングトライアングル(浮かんだ三角)

これも始めのツリーと同じように、ペーパーピーシングという手法で作ります。

クリスマスプリントのはぎれが集まってしまったので、これらを生かすために作りました。

三角がくるくる動いているようでキュートなブロックです。

ボーダーにはジグザグに見えるように、再び三角を駆使し、周りを囲みました。

四季の色でそれぞれ作ってみても面白いと思います。

 

 

さいごに

これは何年か前の展示会の時に、ワークショップとして作ったものです。

 

小さな子にも出来るように、ちょっとだけキルティングしたフェルトで背景布を作り、バイアス状のグリーンの布を切りながらアップリケし、両端にボタンをつけたらクリスマスツリーの出来上がりです。

 

簡単だけれど可愛いものってありますよね。

壁かけにしてもよいし、お鍋掴みにしてもよいと思います。

 


来月のミニキルトはもう来年のミニキルトですね。

次回もお楽しみに。

 
 コラムニスト情報
藤井 彩代子
性別:女性  |   職業:キルトアーティスト

キルトを教えるようになったのはアメリカから戻ってからなのでかれこれ25年くらいです。現在東京都近辺7か所でミシンキルトを教えていますが最近若い人がほんの少し増えてくれて嬉しいです。年に一度生徒さん中心のキルト展を開いています。ベテランの方も初心者の方も自分の作品をこの一年で仕上げた過程などを思い出したりほかのキルターの方の刺激をもらったりしてもらうのが目的です。
私自身は百貨店などの手作り展で子供さんや初心者対象の体験ワークショップをしたりしてミシンキルトを広めています。