冬のキルトデザイン、さまざまな羊柄パターンの使い方と楽しみ方
こんにちは、キルトアーティストの藤井彩代子です。
さて、「ミニキルト12カ月」も年も新たに1月のキルトです。
1月といえば1年の初めの月、お正月です。
素材として門松とか、お供えとか、お餅とか、お着物でハネ付きとか、様々な和風のシーンが浮かびますが、中でも年中違和感なく使えるのは干支のものでしょうか。
例えば2015年は羊の年なので、羊の可愛さを表したものにしました。
My little lambというキルトを作った時、中心に使ったモチーフです。
このキルトは、10年くらい前にアメリカのアンティックマーケットで買った昔のカードをもとにして
キルトにしたものです。
愛らしい黄緑を背景に使っていて、なんともレトロ感たっぷりのひつじでした。
次にご紹介するのは、今年の年賀状に選んだもので、よりシンプルな羊デザインです。
前述の「my little lamb」のボーダーに、何匹ものヒツジを歩かせたデザインを一頭だけ取り出して、ミニキルトにしたもの。
年末に翌年の干支を10枚以上作ってお年賀に差し上げる、という人がいるのですが、やはりそれはそれは大変なプレゼントです。
同じものを二つ作るということが苦手な方は、どこそこ変えてみたり、テクニックを変えてみたり、一頭だけでなく何頭も同時に登場させたり色々考えて自分が飽きないように工夫をしています。
year of Ramのキルトを作るときに、ペーパーピーシングのものと選ばせてあげると、大抵は前述のyear of Ramを選ぶのですが、何人かはこちらの「黒ひつじ」モチーフをトライしたがります。
黒いひつじもキュートですね。
ムラ染めの布を使っていますが、ヒツジ部分だけ黒のフェルトを使っても可愛いと思うのです。
鍋つかみ用に作ったパネル柄を利用した、ログキャビンキルトをご覧ください。
ログキャビンと呼ばれる伝統的テクニックで、左と上は黄色、右と下はブルーというように2色でパネルの羊を囲みました。
プレゼントに使ったり、ミシンキルト初心者のための体験レッスンのアイテムにしたり、はたまた鍋つかみのようなキッチンの必需品でもあります。
今年1年、可愛い羊をラッキーチャームとして、色々なシーンに登場させたいですね。
来月も寒い冬を楽しむミニキルト、お楽しみに。
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