ハンドメイド手芸に!ビーズの種類・名前・形まとめ(スワロフスキー、シード、アクリルなど) (1/2)

執筆者: 白浜 渚 職業:ハンドメイドコラム

はじめに

ハンドメイド人気が高まる昨今は、素敵なビーズが豊富に販売されています。

素材は、ストーン・ガラス・アクリルなど様々あり、それぞれに魅力や特色が違っていて、選ぶだけでも楽しいものです。

 

 

手芸店や、ビーズ販売店に行ってみると、ズラリと並んだ色とりどりのビーズを見て、似たように見えるビーズなのに、値段の違いが分からなかったり、一体何を買えば良いのか迷ってしまったりすることがあります。

 

そこで今回は、ビーズにはどのような種類と特徴があるのかを紹介したいと思います。

 

 

ビーズの種類と特性
スワロフスキー

ガラス製。

オーストリアのクリスタル製品を扱う会社「スワロフスキー」社の製品をいいます。

スワロフスキー社独自の製法と加工法による、特殊なカッティング技術を施した、最高級ガラスビーズです。

 

光が効果的に屈折するため、ガラスビーズの中でも、キラキラとした圧倒的な輝きと美しさがあります。

 

チェコビーズ

ガラス製。

ビーズの加工技術の本場であるチェコで作られたビーズの総称です。

多くの会社で作られている為、色や形は数えきらないほど存在します。


熱で溶かして表面にツヤ出す加工を施しているため、カットラインが丸みを帯びた形をしています。
そのため、スワロフスキービーズの前衛的な印象に対し、チェコビーズは優しい印象を受けます。
一粒ごとの個性と、温かみのある雰囲気が、チェコビーズの大きな魅力です。

 

ベネチアンビーズ

ガラス製。

イタリアベネチアで作られたガラスビーズの総称。

ムラーノ島の工房が代表的です。

 

直径5mmを超える大きめのものが多いです。
職人によって丁寧にハンドメイドされた「ガラスの宝石」とも呼ばれることがある、高級ガラスビーズです。

 

  • ベネチア産でないものも流通しています。

インド中国では、ベネチアンビーズの製作技術を習得するなどして、”ベネチアンスタイル”のビーズも作られています。

 

ルーマニアでも生産されていて、ムラーノ島の工房の職人がルーマニアに移り、ベネチアンビーズを生産しているといわれています。

ルーマニアの工房には、ムラーノ島の出身者も多く、製造方法も同じであるため、ルーマニア産のハンドメイドビーズは品質が高く、ベネチアンビーズと判別出来ないものも増えています。

価格的には、ベネチア産のベネチアンビーズより安価で販売されていることが多いです。

 

これらのベネチア産でないものも、ベネチチアンビーズとして販売されていることがありますが、「ベネチア産のビーズのみ使用」など、産地を表記してある店舗もあります。

 

シードビーズ

ガラス製。

国産の他、チェコ・ドイツフランスなどから輸入されています。

代表的な国産ビーズメーカーとして「TOHO」や「MIYUKI」などがあります。

 

種(seed)のように小さいことが特徴です。

 

シードビーズの作品例

 

メーカーにより穴の内径が違います。
ビーズを編む際に、内径1mm程しかない穴に、テグスを何度も通すこともよくあるため、ビーズの穴の内径とテグス太さを考慮する必要があります。

 

  • 穴の内径が大きめのビーズ

厚みが少なく軽くなるため、同じグラム数の販売でも、粒数が多く入っていてお得です。

 

  • 穴の内径が小さめのビーズ

ビーズに厚みがあり割れにくく、高級感を出したいときにお勧めです。

 

アクリルビーズ

アクリル製。

カット・形・カラーバリエーションも豊富にあります。

ガラスビーズに比べてとても軽いです。
穴の内径が大きめで軽いため、グラム販売の場合、ガラスビーズに比べて粒数がとても多く入っているのに、価格は非常に安くお買い得です。

 

 

葉っぱやお花の形など、ユニークな形のビーズも販売されていて、アクリルビーズにはアクリルビーズにしかない、大きな魅力があります。

 

 
 コラムニスト情報
白浜 渚
性別:女性  |   職業:ハンドメイドコラム

こんにちは、
ハンドメイド関連のコラムを執筆させていただいている、
ライターの白浜 渚です。