アメリカンな雪だるまが可愛い!カントリーなミニキルトデザイン紹介

執筆者: 藤井 彩代子 職業:キルトアーティスト
マンスリーキルト 2月のキルト

こんにちは、キルトアーティストの藤井彩代子です。

 

2月のキルトは、寒い冬を楽しくする「スノウマン」のキルトたちです。

スノウマンというのは雪だるまのことですが、これを可愛くアレンジしたり、簡略化したり、自分なりのキャラクターにして楽しんでみましょう。

 

スノウマンデザインでアメリカンに

アメリカのスノウマンは、3つのおだんご状の雪のかたまりを乗せ、丸い炭で目を作り、ニンジンで鼻を作り、口は小石などで点々とさせて仕上げるのを見かけます。

背も少し高く作られ、時々、首にはマフラーも巻かれています。


ミニキルトのデザインに、このスノウマンを入れてみると、一気にアメリカ北部の雰囲気が出てきます。

2月のスノウマンデザイン

制作中のキルトの一部です。

 

 

もちろんミニキルトにもなりますが、少し大きく仕上がってしまうので、完成していないものです。

手の部分には小枝を胴体に差し込んで作っています。

 

jolly snowmanのミニキルト

次のスノウマンはお顔のアップ。

 

 

このミニキルトはjolly snowmanのミニキルトという名前で、20年ほど前のアメリカキルト雑誌に載っていたものを参考に作りました。

 

Jollyというのは「陽気な」とか「ご機嫌」とかいう形容詞です。

雪だるまは作り物なのに、ご機嫌とか陽気なとか、まるで人間みたいに扱うのはなんとも不思議ですが、そこは逆にアメリカらしいですね。

 

カントリーなデザイン

背景布、帽子、マフラーに3種のウールのチェック布を使っており、カントリーな雰囲気を出しています。

マフラーの先端は、刺繍糸でつけてあります。

 

ボタンなどの飾りも

ボタンも駆使してお洒落な帽子にしており、周りの赤いボンボンブレードが、暖かみを出しています。

ミシンでジグザグつけて作ります。

 

スノウマンのカードケース

こちらはミニキルトではありませんが、スノウマンのカードケースです。


 

スノウマン本体は、ふかふか感を出すためフェルトで出来ています。

雪の刺繍しているので臨場感がありますね。

 

だいぶ昔に作ったカードホルダーなので、使い込んで「へとへと」気味ですが、それだけ愛用しているのです。

ニンジンの鼻と石ころの口が、なんとも言えないキュートさを出しています。

 

おわりに

寒い寒い冬ももう少し。風邪などひかずに可愛いキルトグッズなど作って乗り切りましょう。

来月3月は少し春めいたミニキルトをご用意いたします。

 
 コラムニスト情報
藤井 彩代子
性別:女性  |   職業:キルトアーティスト

キルトを教えるようになったのはアメリカから戻ってからなのでかれこれ25年くらいです。現在東京都近辺7か所でミシンキルトを教えていますが最近若い人がほんの少し増えてくれて嬉しいです。年に一度生徒さん中心のキルト展を開いています。ベテランの方も初心者の方も自分の作品をこの一年で仕上げた過程などを思い出したりほかのキルターの方の刺激をもらったりしてもらうのが目的です。
私自身は百貨店などの手作り展で子供さんや初心者対象の体験ワークショップをしたりしてミシンキルトを広めています。