パッチワークのお裁縫箱を大公開♡小物をまとめる可愛い巾着の作り方

執筆者: retour 職業:パッチワーク講師

気温がちょうど良いと、自然と針をもつ時間が増えてきます。
今回は、お稽古に行く時などに持ち運ぶお裁縫箱の中を覗いてみましょう。

お裁縫箱

今はお裁縫バッグが市販され、中が細かく仕切られているものや、開け口が開いたままにしておけるものなどがあります。

市販品(写真手前2点)にパッチワークした物を縫いつけてオリジナルバッグにしたり、自分の持ち物に合わせて初めから作ったり色々ありです。


立体物はまだ難しいという方には、市販品を利用してお気に入りの布でチクチクしてみてはいかがでしょうか。
自分だけのたったひとつの裁縫箱は、キルターの憧れではないでしょうか。

 

手前2点は2013年「パッチワーク倶楽部 5月号」(NO.95)(パッチワーク通信社)P28・29を参照。

 

ピンクッション

パッチワークをする時の必須アイテムです。
「パッチワークを始めよう!」と思ったら、最初にピンクッションを作ってみてはいかがでしょうか。

 


下の写真がフォーパッチ(一辺4cmの正方形4枚を縫い合わせたもの)の参考作品です。
ベテランさんは色々なパターンで作って、お部屋に飾っておいても可愛いですね。
リボン・レース・刺しゅう等をプラスして、自分だけのピンクッション。

針を持つのが、いっそう楽しくなりそうです。

 

 

ピンクッションの中には、パンヤとラベンダーを詰めています。

どちらも油分を含んでいるので、針が錆びにくくなるそうです。
そして、ラベンダーのほのかな香りも楽しめます。

 

はさみケースとはさみマーカー

はさみを持ち運ぶ時には、はさみケースに入れている方は多いと思います。
そのケースを布用・糸きり用でお揃いにしてみました。
はさみマーカーもです。

 

 

お稽古の時に、はさみが誰の物か分からなくなったことはありませんか?
自分の道具を、すぐ分かるようにしておくと良いですね。

 

マーカーには、1.5cmのプラスチックつつみボタン使用

小物入れ2点

お裁縫箱の細々したものを、まとめてみました。
針は「糸巻き」のパターンをそのまま使って、針入れにしました。
シンブルはまとめて、小さな巾着の中に。

 

糸巻きの小物入れは2013年「パッチワーク倶楽部 5月号」(NO.95)(パッチワーク通信社)P28・29を参照。

 

小物入れ巾着の作り方
材料
  • 布20×20cm 2種類
  • フェルト5×5cm
  • ループ用リボン0.3cm巾×20cm
  • リボン0.5cm巾×28cm
  • レース50cm

 

 

作り方
  1. 布に直径14.5cmの円を印しつけします。
  2. 円を8等分し、布の表側にループ(2.5cmにカットし、半分に折る)をしつけします。
  3. 2枚の布を中表に合わせ、返し口を残して縫い合わせます。
  4. 表に返して、ぐるり1周 端ミシンをします。
  5. レースを付けます。
  6. 中央にフェルト(直径5cm)をランニングステッチで縫いとめます。
  7. 14cmにカットしたリボンをAとB側からループにそれぞれ通します。
  8. リボンの端にパールを付けたら完成です。

 

 

便利グッズ3点

無くても大丈夫ですが、あると便利なものベスト3をご紹介いたします。

 

 

左から、ご説明します。

 

  • デスクスレダー。糸通し器、レバーを押すと針穴に糸が通ります。ちなみにこれはCloverの商品です。
  • シームオープナー。アイロンがない時でも、これらを使うとピースの縫い代をしっかり倒せます。これもCloverの商品です。
  • ニードルキャップ。ピンクッションの中に、針が埋もれてしまうのを防ぎます。

 

おわりに

お裁縫箱そのものも、そしてその中の小物達も作る楽しみ、使う楽しみを教えてくれます。
お気に入りの布を使って、自分仕様のお裁縫グッズを使用して針を持つ時間は一層楽しいものです。

 

今回の記事をきっかけとし、そんなお手伝いが出来ましたら幸いです。

 
 コラムニスト情報
retour
性別:女性  |   職業:パッチワーク講師

パッチワークに魅了され続けて20年以上になりました。好きな布にこだわりつつ、インテリアキルト雑貨を中心に作品づくりをしています。何気ない暮らしの中で、キルトの楽しみ方をご紹介できればと思っています。
パッチワーク教室retour(ルトゥール)主催  http://retour.boy.jp