表情筋に働きかけるトレーニングやマッサージが人気ですが、表情を大きく動かす行為は、シワの溝部分が何度も折りたたまれるため、自らシワを深くしているようなもの。

紙を繰り返し折りたたむと、折り目がくっきりしてくるのと同じことです。

余計な手を加えないことが唯一の得策ですが、どうしても気になる方は、顔全体の表情筋に効果的な低周波美顔器がお勧めです。

肌の水分が低下すると、乾燥してゴワつくため、シワが寄り集まって深く見えてしまいます。

保湿成分(セラミド2・セラミド3・ヒアルロン酸Na・水溶性コラーゲン・エラスチンなど)がしっかり配合された美容液を毎日塗布して、柔軟性を保ちましょう。

• コラーゲンの生成に欠かせないビタミンが豊富な食品(ブロッコリー・にんじん・ほうれん草・春菊・かぼちゃ・ピーマンなどの緑黄色野菜)を、積極的に摂取しましょう。

• コラーゲンの生成と関係が深い睡眠を、1日6時間以上確保しましょう。
• コラーゲンの生成を助ける全身運動(ウォーキングやストレッチなど)を、1日15分以上取り入れましょう。
• コラーゲンの生成を低下させるタバコは、辞めるか本数を大幅に減らすことを心がけましょう。

これらはスキンケアだけではなく、生活習慣病対策にもなります。

日常生活に積極的に取り入れましょう。

1. パウダーファンデーションを活用した紫外線対策を怠らない。
2. クレンジング＆洗顔後は、ビタミンC誘導体配合の化粧水をつける。
3. ビタミンC誘導体配合の化粧水をつけた後には、セラミドなどの保湿成分配合の美容液をつける。
4. セラミドなどの保湿成分配合の美容液をつけた後には、レチノールなどのエイジングケア成分配合のサラっとしたクリームをつける。
5. 1週間に1度のピーリングを継続して行う。

シワに関する規制は非常に厳しく、薬事法では改善はもちろんのこと、予防も謳うことができません。(治験に基づいた乾燥による小ジワを除く)

ですが、美容医療に託す以外でシワを消すことができないのは、まぎれもない事実なのです。

目で確認できるまで進行したシワ部分は、肌構造そのものが変化してしまっています。
日常のスキンケアで肌構造の変化を元に戻すことは、時計の針を逆戻りさせることに等しいと思って下さいね。

シワが目立ち始める前に、有効な美容成分を見極める目利き力を養えば、化粧品のキャッチフレーズに惑わされることはなくなるでしょう。