車がぶつかる!事故の被害を最小限にとどめる運転テクニック
運転のプロであるテストドライバーは、まず安全運転について学び、それから障害物などにぶつかりそうな時の操作や危険回避訓練を行って技術を高めていきます。
どんなに運転が上手くなっても「危ない」という時に回避行動や対処を知らないと、被害も大きくなってしまいます。
いざという時の被害を、最小限にとどめるテクニックを知っておきましょう。
どんなに運転が上手な人も時には失敗はします。
やはり人間、誰しも万能万全ではありません。
運転が上手い下手は置いておいて、
- 「安全に運転するには」
- 「クルマに優しい運転をするには」
- 「周りの流れを阻害しない運転をするには」
これらを考えれば、周囲の環境も自然と安全な方向へ変わるはずです。
「自分は上手いから」といって周囲の流れを乱すような運転は、感情に覆われて自分をコントロールできていないと言っていいでしょう。
まずは事故が起こらない環境へ、気持ちから入ることが大切です。
環境や気持ちを危険な状態にさせないことが一番重要であり、リスクも減らすことができます。
このような車速の低い場合は「ぶつかりそうな時」というより、「ぶつからないように」対処することが必要です。
「まだ行ける」と思わずに、「まだ行けるかもしれないがここで止めよう」と考え無理せず操作するようにしましょう。
人によって「まだ大丈夫」という感覚は違いますが、「無理する行為」は危険な状態を作り出してしまいます。
「まだ行ける」の勇気より「ここで止めよう」の勇気を持ちましょう。
ぶつかりそうなのに「ブレーキを緩める」ことがあります。
それは特に、スピードが速くて何とかコントロールできそうな状況の場合です。
ブレーキが利き過ぎてタイヤがロックする(滑る)と、ハンドルはどんなに切っても言うことをききません。
今の車は思いっきりブレーキを踏んでも、「ABS」と言って車が勝手にブレーキを緩めてくれる機能が付いています。
止まろうとする力を100%使うのではなく、緩めた分をハンドルで回避する力に当てるためにこのような機能があります。
ABSが付いてない車を運転している人は、ブレーキを自分で少し緩めてハンドルで危険を回避するしかありませんが、ABSが付いてる人は思いっきりブレーキを踏んでハンドル操作で危険回避しましょう。
ブレーキを緩めるのは、車が勝手にやってくれます。
自分の車がABSが付いているのかどうか確認しておきましょう。
これは訓練しないとなかなかできませんが、「車が進む方向を常に見る」ことです。
- 車が滑って横へ進んでいたら、横を見ます。
- 車が滑って後ろへ進んでいたら、後ろを見ます。
- 車がスピンして進んでいたら、首を右や左に回しながら車が進む方向を見ます。
これら車が滑る、もしくはスピンする状況では、既に操作ではどうにもならない領域にあります。
当然、運転のプロでも対処は非常に困難です。
できることは「ぶつかる瞬間を目で確認し、受身を取ること」、これができれば、自分に掛かる被害を軽減することができるかもしれません。
受け身を取ってショックを受けるのと、思わずしてショックを受けるのとでは、体へのダメージが全く違います。
その瞬間まで目を開けて備えることは簡単ではないでしょうが、覚えておきたい知識です。
危険を回避する手段や回避困難な場合の被害軽減措置を知識として知っていても、体が動かない状況も考えられますが、「知ってて良かった」と思う時がもしかするとあるかもしれません。
しかし、冒頭にも述べたように、このような状況にならないことが、まずは一番大切です。
安全運転を心がけて、楽しい車ライフをお過ごしください。
|
|
こんにちは、はじめまして。
車の運転専門、テストドライバー指導員をやってます。
「ドライビングスタイリスト」として皆さんが
安全運転や快適なドライブができるようお手伝いします。
自動車学校へ通うみなさんや運転初心者、
「もっと運転が上手くなりたい!」を
目指す人の為の技能向上を応援します。
あなたの運転スタイル、見直してみましょう!
↓↓↓ Youtube車の運転動画講習
http://www.youtube.com/user/booboow1?sub_confirmation=1
↓↓↓ Yahoo!カテゴリ登録ブログも宜しくお願いします
http://booboow.blog89.fc2.com/
|
|