雪の日の車運転、注意すべき点は?雪道を安全に走るテクニック

執筆者: booboow 職業:テストドライバー指導員 / ドライビングスタイリスト
はじめに

突然の雪。

雪国のドライバーなら慣れっこでしょうが、雪道初心者の方はかなり慎重な運転になってしまうでしょう。


「危ない」は分かっていても、「何が危ないのか」を知ることが重要です。

 

 

まずは装備

雪道をノーマルタイヤで走ると、「進む」「止まる」「曲がる」全てが制御不能です。

雪が予想される地域へ出掛ける際は、スタッドレスタイヤを装着しましょう。


搭載品にブースターケーブルや牽引ロープなども積んでおけば、なお心強いです。

 

絶対にしてはいけない「急」の付く操作
急ハンドル

急にハンドルを切っても、曲がり切れずに直進してしまいます。

 

急アクセル

コントロールを失って思わぬ方向へ進んだりと、非常に危険です。

急ブレーキ

掛けても急には止まるどころか、前へ進んでしまいます。


雪や氷など抵抗の少ない路面では、ブレーキを踏みながらハンドル操作をしても、車は曲がってくれません。

 

フットブレーキに頼らず、直線部分でエンジンブレーキを有効に使い、スピードをしっかり落としてからハンドル操作を行いましょう。
雪上でのブレーキ割合は、エンジンブレーキ60%・フットブレーキ40%、と言ったところでしょうか。

 

全ての操作において、初期はジワッと行い、車の動きとコンタクトを取りながら運転しましょう。

 

安全領域を広げ、防衛運転を

前車との車間距離はいつもの倍以上を確保しましょう。
前車の思わぬ減速や、前車が巻き上げた雪や水で視界不良に対応できる距離を取るためです。


ブレーキを踏み始めるポイントはいつもより早めに操作を。
インナーミラーで後続車の距離も確認し、追突防止として減速度の掛からないポンピングブレーキで注意喚起するのもテクニックのひとつです。

 

 

道路の状況を常に先読み
「わだち」

雪で車線が消えたりして、どこを走ればいいのか分からない場合があります。
既に車が通過した後の「わだち」に沿って走りましょう。
対向車や併走車との接触の可能性は少なくできます。


また、わだちから外れてしまうとハンドルが取られて、思わぬ方向へ進んで行く可能性がありますので十分注意が必要です。


ですので、車線変更は必要最低限に留めましょう。

 

スピードは控えめに

スピードは控えめにしてカーブは手前でしっかり減速。
自分から見て右へ曲がるカーブですと、対向車が曲がり切れずに突っ込んで来る可能性がありますし、左カーブだと今度は自分が中央線を越えて反対車線へ飛び込む可能性がありますので注意しましょう。


きちんと曲がれるスピードであることを直線部分で確認します。

 

アイスバーンになりやすい場所

交差点やカーブでは、通行する車のタイヤで磨かれてアイスバーンになっている場合が多くあります。

トンネルの出口や日陰部分、橋の上なども、路面が凍結して滑り易くなっています。

 

 

おわりに

先の状況を早く取り入れ、予測し、事が起こらないように操作することが重要です。


これを「KY(危険予知)運転」と言いますが、この様に「~かもしれない!」の気持ちを持って安全運転に努めれば、雪道の運転も決して恐くはありません。

 

 
 コラムニスト情報
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