こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
二の腕の外側が張る、二の腕の内側がたるむ。
二の腕の悩みはこの二つに集約されることが多いと思います。
生来の体型や体質によって悩みが分かれる事と思いますが、筋肉や脂肪が付きやすい固太りタイプの方は二の腕の外側が張りやすく、筋肉の付きにくい一見ほっそりして見える方や下半身太りタイプの方は、二の腕の内側がたるむ傾向にある様です。
今回は二つのタイプ別に、二の腕がほっそりするエクササイズをご紹介します。
このタイプは、肩の周りに余分な力が入って肩を上げる癖があったり、脇を締めて固める癖があり、リンパの流れが滞っている事があります。
力が抜けなかったり、リンパの流れが滞ったりすると、必然的に老廃物や脂肪が二の腕や肩甲骨の周りに溜まってしまうのです。
肩や脇の力を抜く練習と、リンパの流れを整えるマッサージを行いましょう。
- 両肩を思い切り持ち上げてみましょう。
- そして一気にストンと脱力します。
- 思い切り持ち上げた時の方の力を100、ストンと脱力した時の肩の力を0とします。
- 次に、50の力で持ち上げてから0にしてみましょう。
- 30で上げてから0へ、最後は10で上げてから0にします。
いかがでしたか?
30や10は、普段パソコンなどを使う日常生活で、少し緊張した時にすぐに入る力ではないでしょうか。
こうして肩の力に対する感覚を磨いていると、普段から肩の力が入っている事に気付き、0にリセットする事が出来ます。
この積み重ねが、老廃物の溜まらない二の腕と肩を作るのです。
脇の下に、綿もしくは卵を1つ挟んでおくイメージをしましょう。
普段、無意識に体温計を挟む様に脇を締めて、力を入れている事はありませんか?
脇の力に気づくたびに、少し間を空けてリンパを流れやすくしましょう。
肩や脇に力が入り、二の腕周りのリンパの流れが滞りがちな固太りタイプの方は、時々脇のリンパマッサージをしてみましょう。
- 脇に手の4本指を入れ、親指と一緒に筋肉をつかんで、大胸筋のマッサージをします。
- 脇に親指を入れ、4本指と一緒に筋肉をつかんで広背筋のマッサージをします。
このタイプは、筋肉が付きにくく落ちやすい為、上半身の筋肉が落ちてくる事でメリハリが失われ、二の腕の内側がたるんできます。
筋肉を付ける運動をすると、血液が集まってくるので、肌に張りも生まれます。
また、猫背でなで肩になる傾向がある為、姿勢を整えるだけでも二の腕周りに張りが戻ります。
二の腕の筋肉を刺激し、姿勢(猫背)を整えましょう。
- そのまま前後左右に重心移動をします。
- 両肘を曲げて、腕(前腕)をついた四つんばいになります。
- ボールに両腕を乗せ、ボールを前後左右に転がします。
体重を支える為に、二の腕の筋肉を使っている事が分かるでしょうか。
鞄を肘に掛ける、携帯電話を片手に画面を見る…私達の生活は、肘を曲げる事が多いものです。
力こぶの力を抜いても、腕が伸びきらない人の方が多いのです。
二の腕の筋肉は、肘を伸ばす筋肉です。肘を伸ばしきって力を入れる位にする事を、一日に何度も行うようにして、二の腕に刺激を与えましょう。
猫背や肩が前に出てすぼまった姿勢だと、胸から肩・二の腕の内側はしぼんで、たるみが出やすくなります。洗濯物のワイシャツのしわを伸ばすように、肩を広げてみましょう。
しわが寄っていた脇に張りが出て、リンパの流れが良くなり、二の腕の筋肉も働きやすくなります。
エクササイズを通して自分の姿勢の癖と、それが二の腕の張りやたるみを作る原因になっていた事を、自覚出来たでしょうか。
体型作りは意識の積み重ねです。
二の腕ほっそりを目指して、頑張ってみて下さい。
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