脇腹を伸ばして内臓を上げると、下半身太りやお腹が出る症状、胃下垂、腰痛も解消できそう。簡単で効果的なわき腹伸ばしエクササイズの方法!
こんにちは、梅田整体療院院長の、梅田孝男です。
格好いいスタイルをイメージしてみてください。
スマートで足が長いスタイルを、思い浮かべる人が多いと思います。
逆に「胴長短足」というと、格好悪いスタイルの代名詞になっています。
足の長さに比べて胴が長いということが格好悪いイメージのようですが、胴は短い方がよいのでしょうか?
胴が短いということは、わき腹が狭くなっている状態です。
肋骨と骨盤が近づき、見えない体内部では、背骨の椎骨と椎骨の間が狭くなっているのです。
椎間板には上下方向からの圧力が加わり、圧縮されている状態にあります。
その結果、ヘルニアなど腰痛が発生しやすくなります。
また、内臓も圧迫されますから、調子も様々悪くなります。
内臓下垂から血流障害などが起き、最下部にある膀胱や生殖器系の病気に発展しかねません。
通常であれば、わき腹の肋骨と骨盤の間は、指2本から3本くらいの間隔があるのが正常です。
指2本以下だと狭い状態であり、不健康と言えます。
そうした場合、お腹周囲にある腹筋群や広背筋、腰椎や骨盤を支えている腸腰筋や腰方形筋といった筋肉が、縮んで硬くなっています。
ですので、胴が長いということは体にとって良いことで、健康的であるのです。
わき腹と、お腹の芯を意識して伸ばす胴長ストレッチが有効です。
なおかつ全身も同時に伸ばします。
また、内臓も意識すれば上がりますから、下腹部ポッコリ胃下垂気味の人にもお勧めです。
どちらでもよいのですから、片側ずつ交互に行います。
もし肩の高さに違いがあれば、下がっているほうから行ってください。
ストレッチ前の立ち姿勢も、よく覚えておきましょう。
- 足を軽く開き、つま先を気持ち外に向けて、爪の下でしっかり踏ん張るようにつま先立ちをしてください。
- 天井を触るような意識をもって、指先をピンと伸ばしたまま腕を真上に上げます。
- そのまま腕を上げたほうのわき腹を、また体深部から上に伸びるように意識します。
- 顔を上げ、目線も天井に向けて、指先からつま先まで、全身を使って10秒を目標に伸びましょう。
もし足がぐらつくようでしたら、空いている手で、どこかで支えるとよいでしょう。 - 再度、鏡で自分自身の立ち姿勢を見てください。肩の高さに変化がでていたら成功です。
立ち姿勢もよくなっていることでしょう。
こうした胴長ストレッチを、左右2回ずつ繰り返し行ってください。
万歳をして体を伸ばすことの応用である、この胴長ストレッチ。
意識的に行うことで効果を出していきます。
1日の中でも体をリセットしたいとき、特に長時間座りっぱなしの後や、中腰での作業の後などは必ず行うとよいでしょう。
肩に痛みのある人や、伸ばすと腰などに強い痛みのある人は、無理して行わないでくださいね。
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