職場でイジメ・裏切りにあったら?人間不信から抜け出す3つのアドバイス (1/2)

執筆者: 中西ふじよ 職業:自営業主
はじめに

こんにちは、Office☆Fujiyo代表の中西ふじよです。

 

「職場の仲間からいじめを受けています。」

 

職場でのいじめという、深刻なご相談を受けました。

 

美容室にお勤めのAさん。

20代前半で、目が大きくてとってもチャーミングな女性。

少しだけぽっちゃりしていましたが、そのふくよかさも好感が持てました。

言葉もハキハキし、自分の思いや考えもしっかり伝えられる彼女。

 

この女性が、なぜいじめを受けるのだろう、これが私の第一印象でした。

1年半もかけた陰湿ないじめ、その内容は

不規則ながら充実していた寮での暮らし

Aさんは、美容室が用意している寮に入っていました。

寮なので、朝食だけは個人で用意して食べますが、昼食と夕食は「賄い係」が作るようです。

 

お店を閉めてからの勉強会や自習が、個人のスキルを上げる大切な時間とのこと。

食事は不規則になってしまうけれど、1人ではできないことも先輩から指導を受けたり、仲間と相互に技術を磨いたりする時間が、とても貴重なようです。

 

毎日、23時過ぎまで頑張る生活が、入社以来続いていました。

 

 

1年半で15キロも太ってしまった

寮に戻り、賄い係が作ってくれた食事を口にするのは、夜中になることもしばしば。

そんな生活の影響からか、その美容室に勤めるにようになってから、約1年半で15キロ以上も体重が増加。

 

また、不規則な生活だけが理由ではなく、姉のように慕っていた2人の先輩から、毎日のように差し入れをもらっていたそうです。

食べなければ「疲れが取れないから」と促され、ケーキやお饅頭などを口にしていたとのこと。

 

しかし、その2人は、いつもAさんが食べる姿を見るだけで、何も口にしていませんでした。

 

信じられない事実

そんなある日、ロッカールームで聞いてしまった2人の会話。

 

「あの子、ブクブク太ってきたね。お店に入ってきたころは、痩せていてかわいいからヤバいって思ったけど、今は見る影もないよね。これで1人ライバル脱落だね。」

「毎日の差し入れが効いたよね。」

 

Aさんが聞いているとは気付かない2人の会話は、さらにエスカレート。

聞きたくない言葉が次から次へと出てきました。

そして、数分後、2人はロッカールームから出ていったそうです。

 

その時、裏切られたと言う思いと、今まで気付かなかった自分への怒りから、涙が止まらなかったというAさん。

 

知らなかったのは自分だけ

その夜、同期にそのことを相談すると、返ってきた言葉が驚きのものでした。

 

「え、気が付いてなかったの。みんな気付いてたよ。Aちゃんが可愛いから、先輩達はお客を取られると思ったみたいだよ。だから太らせようって、毎日お菓子を差し入れしてたんだよ。」

 

周りの人は、みんな気が付いていた。

知らなかったのは自分だけ。

 

この事実を受け入れられない。

誰の何を信用したら良いのか分からない。

そういうご相談でした。

 

 

 
 コラムニスト情報
中西ふじよ
性別:女性  |   現在地:愛知県豊田市  |   職業:自営業主

豊田市に在住しています。豊田市内の公立中学校で28年勤務。その後、退職しOffice☆Fujiyoの代表となり、各種相談(いじめ・不登校・虐待・対教師不信など)や教育講演会を行っています。また、ハンディキャップを持っているお子さんの自立をサポートする福祉イベントも豊田市内で開催しています。