妊娠中の「ホワイトニング」は危険？歯を白くする「ホワイトニング」の効果と注意点

こんにちは、歯科衛生士の大塚真弓です。

テレビなどを見ていると、歯が白い芸能人が増えたと思いませんか？

歯が白いと清潔感があり、爽やかな感じがしますよね。

その影響もあってか、最近は、一般の人でも歯のホワイトニングをする方が増えてきています。

しかし、気を付けておくべきことがいくつかあるのです。

歯を白くしたいと考えている方は、男性よりも女性の方が多いような気がします。

やはり女性は、美に対する欲求が高いということなのかもしれません。

女性の場合、ホワイトニングをする時に、特に気を付けなければならないのが妊娠中です。

歯医者で行う歯のホワイトニングは、専用の薬液を使って歯を白くします。

その薬液が、胎児にどのような影響を与えるのかは、まだ分かっていないためです。

禁止ということではありませんが、母体や胎児への影響はまだまだ解明されていない点も多いため、妊娠中のホワイトニングは行わない方が無難でしょう。

ホワイトニングは保険が適用されないため、歯医者で行うと自費診療となり高額です。

そのため、自宅で手軽に歯を白くできるホワイトニンググッズが、多く市販されています。

市販のホワイトニンググッズは、歯医者でホワイトニングするのとは仕組みが違いますが、かなり効果が高いと評判の商品もあります。

しかし、研磨剤の働きを使って歯を白くするような商品は注意が必要です。

歯医者で行うホワイトニングは、歯その物の色を専用の薬剤を利用して漂白し、白くします。

それに対し、市販のホワイトニンググッズの場合は、歯その物の色を白くすることはできません。

あくまでも研磨剤の力を利用し、歯に着色した汚れを落として白くするのが主な働きになります。

そのため、やり過ぎると歯が削れてしまう可能性があるのです。

最初にもお伝えしましたが、やはり白い歯は素敵に見えますよね。

堂々と口を開けて笑うことができ、笑顔も素敵になります。

また、歯が白いということは、歯の表面に汚れが付いていないということでもあります。

実は、ホワイトニングをすることで歯に汚れが付きにくくなるのです。
さらに、歯に汚れが付きにくくなることで、虫歯や歯周病の予防にも効果があります。

ホワイトニングは、気を付けなければいけないこともあります。

しかし、正しい方法で行えば良いこともたくさんあります。

ぜひ、お近くの歯医者さんに相談してみて下さいね。