iPhoneアプリ開発が簡単に!初心者向け「FileMaker(ファイルメーカー)」入門

執筆者: 池本伸治 職業:ITコンサルタント
FileMaker(ファイルメーカー)の機能が凄い!

こんにちは、ITコンサルタントの池本伸治です。

 

今回は、正式名称を「FileMaker Pro」(ファイルメーカープロ)と言うデータベース・ソフトウェアについて、その凄い機能と特徴をご紹介します。

 

高機能のソフトウェアに進化した最新バージョンは「14」。※2015年8月時点

古いバージョンをご存知の方も、その進化にきっと驚かれることでしょう。

 

 

初心者でも簡単!短時間でシステム開発が可能

FileMakerは、マイクロソフトのAccessと比較して語られることが多いのですが、似ているようで全く違います。

 

プログラミング言語を覚える必要なし

Accessは、VBAというプログラミング言語を覚える必要があります。

一方のFileMakerでは、スクリプトという手動操作の手順のようなものを順次指定していくだけでOK。

 

そのため、初心者でも、とても簡単にシステムを完成させることができるのです。

 

数日でシステム開発ができる

今まで、ITの専門家がプログラミング言語を使って数週間かけて開発していたシステムを、FileMakerを使うことで、わずか数日で開発することも可能になります。

 

その開発パフォーマンス力は、実に優秀です。

 

 

驚きのマルチ・プラットフォーム環境

複数のハードで使える

FileMakerは、Windows、Mac、iOSデバイス(iPhone/iPad)やWebのマルチ・プラットフォーム環境で、シームレスに動作します。


つまり、マルチ・プラットフォーム環境でのデータ共有が可能ということだけでなく、iPhone/iPad用のシステムの開発も、とても簡単にできてしまうのです。

 

 

iPadのシステムも作れる

例えば、Windows(Mac)のPC上で作ったiPadのシステムが、iPadでそのまま動きます。

 

この際、無料アプリのFileMaker Goが必要になりますが、iPadのシステムを、難しいプログラミング言語なしで作成できるのは驚くべきことなのです。

簡単検索!でも本格的なデータベース

FileMakerは、OracleやSQL Serverのような本格的なRDB(リレーショナル・データベース)です。

 

FileMakerと他のRDBとの違い

  • 画面レイアウトや帳票レイアウトを作る部分も含まれている。
  • SQLと言うデータベースを操作する言語を覚える必要がない。

 

つまり、簡単に検索ができるのに、本格的なデータベースということになります。

 

各種ファイルをデータベース化できる

また、画像や音声、各種ファイルをデータベース化することができるので、簡単に動画や文書のデータベースを作ることができてしまいます。

 

 

おわりに

FileMakerの凄い機能と特徴について、知って頂けたでしょうか。

 

次回は、FileMakerを使ったシステム開発の手順をご説明したいと思います。

 
 コラムニスト情報
池本伸治
性別:男性  |   職業:ITコンサルタント

埼玉県所沢市で合同会社オフィス・イーユーシーというIT会社を経営しております。
IT歴(IT専門家として)30年超の経験を活かして、地域の小さな会社やお店のITの有効活用を通してお客様のビジネスの活性化を支援したいとの思いで立ち上げた会社です。
EUC(End User Computing)とは、ユーザ自身がシステムの運用・開発に積極的に関わっていくという考え方で、私はEUC推進に関するコンサルタントをしております。
詳しくは弊社のサイトをご覧になっていただくと幸いです。
http://office-euc.jp/