スマホにひそむ危険とは?子どもを守る家庭ルールの作り方

子どもにスマホや携帯を持たせるなら、悪影響を防ぐために家庭でルールを作る必要があります。スマートフォンに潜む危険と問題や、どんなルールを決めておくべきなのか解説。

執筆者: 桜井 涼 職業:メンタルケア心理士、コラムニスト
子どものスマホ&ゲーム、家庭でルールを作る話し方とコツ

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。

昨今、スマホやゲームなど、インターネットに接続可能な機器を子どもが持つケースは珍しくありません。
それが元で、ネットいじめや出会い系など、子どもにとって危険なことが隣り合わせとなっている状態です。

万が一のことが起きないようにするために、使い方に関するルールを作らなくてはいけません。

 

今回は、携帯やスマホを持たせることでどんな危険があるのか、どんなルールを決めておくべきなのか、一緒に考えていきましょう。

 

 

ルールは、子どもを危険から守るためのもの
  • 「親がいくら言っても話を聞かなくて…」
  • 「今からルールなんて無理です。子ども達が聞き入れてくれないのでは…」

 

このようなご相談をよく受けます。
心配される気持ちはよくわかりますが、『大切なことは何か』を第一に考えなくてはならないのではないでしょうか。

親は、『青少年インターネット環境整備法』により、携帯電話などの契約時に子どもが18歳未満であれば、その旨を申し出なければなりません。
また、フィルタイングの設定もそうですし、子どもの利用状況などを把握しておかなければならないのです。

ここで私がいう危険とは、次の4つです。

 

  • 命に関わること
  • 自分を傷つけてしまうこと
  • 相手を傷つけてしまうこと
  • 他人に迷惑をかけること

 

このような危険から子どもを守るためには、ある程度の年齢になるまで携帯やスマホを持たせないことがベストと考えられますが、塾などで帰りが遅い子には連絡手段が必要と考えるご家庭もあるでしょう。

親の責任で持たせるのであれば、しっかりとルールを決めなければなりません。

子どもがなんと言おうと、家族で話し合って決めるべきです。

ルールの中に盛り込むべき最低限の項目とは?

ルールを決める際に最低限必要な項目は、以下の5つです。

 

1. 利用時間

夜9時以降は使わない、または、親に預ける など。

 

2. インターネット

写真や動画の投稿・メールの返信・個人情報の書き込みなどについて。

 

3. 親の閲覧

親が自由に閲覧することが前提。

ネットいじめなどがないか、ざっくり見て回る など。

 

4. 交通安全

ながらスマホをしない など。

 

5. ルールを破ったときのペナルティー

1週間の没収 など。

 

それ以外に必要な項目がある場合は、どんどん追加していきましょう。

各家庭によって環境や条件が変わってくるでしょうから、その辺りは、家庭で話し合って決めてOKです。

 

「辞書代わりとして必要だから、夜も使わせてほしい」と言われたら…

スマホなどを辞書代わりにしている子どももいるようで、「夜の使用を認めてほしい」となるかもしれません。

ですが、自室で夜間に使用するということは、親の目が届かないところで使えるということです。
このような場合は、できるだけ辞書をひかせるようにするなどして、夜間の使用を止めさせることが必要ではないでしょうか。

たくさんある!スマホやゲームで心配なこと

スマホやゲームに長時間利用することで、心配される事柄がたくさんあります。

例えば、次のような恐れがあるのです。

 

  • 視力低下
  • 運動不足(筋力低下)
  • インターネットやSNS、ゲームなどの依存症になってしまうこと
  • 学力低下
  • 自律神経失調症
  • コミュニケーション能力の低下
  • 慢性疲労


友だちと繋がっていたり、ゲームをしたりするのは楽しいものです。
ですが、小中学生のうちは、脳が発達していく大切な時期でもあります。

 

この時期に長時間にわたって利用することは、脳(記憶や判断を司る部分)の発達に遅れが生じる可能性があると、日本小児科医会でも懸念されています。

参考情報:「スマホの時間 わたしは何を失うか」日本小児科医会
http://www.jpa-web.org/dcms_media/other/sumahonojikan_161215_poster.pdf

 

「子どもを守ってあげられるのは親」ということを忘れずに…

子どもにスマホやゲームを持たせる親が増えています。

持たせるのであれば、親の責任でしっかりとルールを作らなければいけません。

 

健康上・学習上のこともありますし、子どもを守るという面から考えて見たときに、守ってあげられるのは親だけです。

そこを、親が気持ちとしてしっかり持っておくことが大切です。

 コラムニスト情報
桜井 涼
性別:女性  |   職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

元学習塾講師。妊娠出産のハプニングを乗り越え、現在は2児の母。
その頃より子どもの心の動きや医療に関係することに興味を持つ。

2009年より文筆家として活動。
子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイス、子どもの病気関係を取材しコラムを執筆中。
心の闇を抱える子どもへの取材や心理学を学び、2016年「メンタルケア心理士」資格を取得。

ブログ『フリーライター桜井涼のたなごころ』
http://ameblo.jp/miehime0617/

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