思春期の息子がアダルトサイトやエッチな本を見ていた…親の正しい対応は? [メンタルケア心理士解説]
思春期の息子が「性」に興味津々…注意すべき?放置がいい?親の正しい対応は?完全放置はNGです。まずは父親に相談を!母親向けの対処法も紹介。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
思春期の男の子にとって、性に興味が出てくることは異常ではありません。
むしろ、興味を示さないことの方が心配です。
ですから、興味を示していることがみられたら、「心がちゃんと育ってきているな」と思っていただきたいと思います。
親として完全放置が正解?それとも?
とは言っても、親としてはどうしたらいいのかと思い悩んでしまう事柄ですよね。
放っておいていいものなのか、何か言った方がいいのか、悩むところです。
今回は、その辺りのことをお話ししていきたいと思います。
個人差はあるにせよ、思春期の男の子にとって母親はうるさい存在と感じることでしょう。
それに、異性の親から言われると恥ずかしさが全面にきます。
母親が話をしようとしても聞く耳を持たなかったり、うるさがったりします。
母親には、「アダルト画像(サイト)を見ていた」「性的な雑誌を見ていた」ということを知られたくないという気持ちを持っています。
恥ずかしさと見られたくない気持ちが大きく働いてしまいます。
そんな時は、男親の出番です。
同性の親の話なら聞きやすいもの。
お父さんも同じ道をたどってきているのですから。
ですから、アダルト系のものを発見したら、子どもにいくのではなく最初は父親に相談をしましょう。
まずは、そこからです。
今はネット時代で、過激すぎるものや女性観が歪んでしまうようなものなど、良くない物も多くあります。
そういったたぐいの物ばかり目にしていると、将来健全な交際ができなくなったり、愛したりすることができない男性に成長してしまう可能性だってあるからです。
シングルマザーである場合や、父親が非協力的な場合(仕事で忙しい・単身赴任などで近くにいないなど)もあるでしょう。
そのようなケースでは、母親が話をしなければならない場合もあるかと思います。
その時は、次のことに注意しましょう。
- 性的な話だからと親が意識しすぎない
- 性別うんぬんは考えず「親」として話す
- 適当な言葉でごまかしたりせず、きちんと話す
性的な話は、気恥ずかしさからもじもじしたり、適当な言葉でごまかしたりして済まそうと考えることもあるでしょう。
そうなれば、子どもも親の恥ずかしさを感じ取って、ちゃんと聞こうとはしません。
毅然とした態度で話すことが大切です。
小学校高学年になると、学校で性教育を習います。
中学校では、保健体育で体の仕組みなどをしっかり学びながら、改めて性教育を受けます。
ですから、難しい話や性の興味となる部分は、しっかり理解しているはずです。
それ以外の大切なポイントを伝えなくてはなりません。
ここは、決してごまかしたりせずに話します。
真剣に伝えなければならないことは、4つあります。
- 女性を大切にしなければいけないこと
- アダルト関係で見た情報が全て正しいわけではないこと
- 望まない妊娠で女性を傷つけてはいけないこと
- 性病から身を守らなければいけないこと
男の子は、この辺の話を授業で聞いていても、恥ずかしさや友達の手前、スルーしがちです。
スルーしてはいけない大事な事柄は、性に興味があるからこそ避けて通れないということを毅然と話しましょう。
男の子に話す場合は、できるだけ男親や伯父など、信頼できる男性(子どもが信頼してる男性)に頼むことが一番です。
その際もポイントをしっかり話してもらうようにしましょう。
やむを得ない場合は母親が対応してもいいですが、毅然とした態度が必要不可欠です。
1度失敗をすると、それ以降聞いてくれなくなることもありますので、注意してほしいと思います。
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