子どもの勉強、やる気と集中力を育てる「キッチンタイマー学習法」とは
こんにちは、数教研千里中央教室の米田淑恵です。
新学期がはじまり、先生やクラスが変わったり学校に慣れなかったりで気持ちが落ち着かない時期ですね。
でも新しい学年だからこそ気持ちを新たに学習に取り組むチャンスです。
今回は、保護者の皆様がよく悩まれる「お子さんの集中力が続かない」によく効く方法をご案内したいと思います。
一般的に子どもの集中力は学年×10分と言われています。
つまり、小学1年生ならば10分程度しか集中できないということです。
しかし、10分では学校の宿題すら終わらないケースもありますね。
明日の学校の準備も含めれば、最低でも30分~40分はかかるでしょう。
また、学習習慣をつけるのにも、10分だと心配という保護者様のお気持ちも痛いほどよくわかります。
そこで登場するのが「キッチンタイマー学習法」です。
といっても、何も難しいことをするのではありません。
例えば、お子さんが勉強をするときに「今から○○分は頑張って漢字の宿題をしよう。そのあとで10分休憩しようね」とお声をかけて、お子さんの見えるところにキッチンタイマーをセットしておくのです。
すると、決まった時間をしっかりやれば休憩があるのだという目標ができるので、お子さんも集中しやすくなります。
10分休憩した後で「じゃあ今度は算数の宿題を○○分でやってみようか?それが終わったら、明日の準備をしておしまいにしようね。」といった具合に進めていきます。
学習時間は、お子さんが少し頑張ればできる程度から始めます。
何週間かしてもう少しできそうだな、と感じたら「あとどのくらいなら勉強時間を増やせるかな?」と尋ねてみても良いでしょう。
いきなりお子さんの了承もなく時間を延ばしたり、追加したりするのはNGです。
お子さんも自分で納得したことに関しては頑張ることもできますが、押し付けられてしまうと「勉強させられている」という気持ちになってしまいます。
自分で了解して学習時間を増やしてくれれば、集中力を持続しながら自分から勉強をしてくれるようになるでしょう。
また、学習する時間帯もある程度決めておくとよいでしょう。
習慣化されるほうが子どもにとっても「もうすぐ宿題をするんだな」と予想できるため、勉強モードに心の切り替えがしやすくなります。
早起きのお子さんなら、朝学校に行く前に「10分だけプリントをする」というのもよいですね。
単純な作業は集中力もつきやすく、学校でも先生のお話しに耳を傾けることができやすくなります。
もちろん学校から帰り、おやつを食べて休憩してからでも構いません。
要は一定の時間帯にやるようにすることが重要なのです。
このキッチンタイマー法、別の使い方もあります。
例えば計算ドリルなどの宿題です。
「今日のドリルは5分でできるかな?」と時間を区切って計ってみるのです。
この場合、時間を計らずにやっても、しっかり正解できるだけの計算力がついていることが前提となります。
その上で、計算の速度をあげていくには大変有効な方法です。
当教室でも、生徒さんが自ら「今日はタイマーで時間はかってやってみる」というときもあります。こういう時の生徒さんの集中力には、本当に驚かされるものです。
また、なかなか集中できない生徒さんに「じゃあ20分だけ頑張ってみよう。タイマーではかっておくね。」とお声掛けすると「うん、そしたら20分だけ頑張る」と言ってくれることも多いです。
お子さんが「キッチンタイマーかして」と言ってきたらしめたものです。
ご家庭で今日からでも始めることができる簡単な方法です。
ぜひ一度おためしください。
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こんにちは。
数教研千里中央教室の米田です。
豊中市・千里中央の新千里西町会館にて、週2回皆さんと楽しく学習しております。
子ども達の「わかった!」という言葉を聞くのが何よりうれしいです。
ブログも毎日更新中です。一度のぞいてみてください。「数教研千里中央教室へようこそ」で検索。
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