こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
お腹や手足と違って、手も届かず、目も行き届きにくい背中は、じわじわとお肉がついてきても見逃しがち。
ある日、たっぷりと溜まっていることに気がついて、愕然とすることもあるのではないでしょうか。
背中の肉は、年齢の出やすいところのひとつです。
逆に言えば、背中をすっきりさせておくことが、いつまでも若さを保つ秘訣とも言えますね。
たとえ既にお肉が付いてしまっていたとしても、手遅れではありません。
今回は「背中のお肉を取る、肩甲骨エクササイズとストレッチ」をご紹介します。
肩から二の腕近くの背中の上部のお肉は、肩甲骨を動かす大きさや頻度に比例して、つきにくくなります。
肩甲骨は、本来肋骨の後ろ側を滑るように滑らかに自由に動くことができます。
ですが、デスクワークや運動不足などで肩や腕をあまり動かすことなく固めた姿勢を取り続けていると、筋肉が凝り固まって、肩甲骨の動きを邪魔してしまい、動きが悪くなってしまいます。
これは、肩甲骨周りの上背部に老廃物がたまり、脂肪が乗る原因となります。
また、肩甲骨の周りには褐色脂肪細胞という、脂肪を燃焼させるホルモンを出すスイッチがあります。
肩甲骨の動きが悪くなることで、褐色脂肪細胞に刺激が行きにくく、燃焼しにくくなってしまうのです。
立ち仕事や座り仕事などで、同じ姿勢を長く続ける人や、反り腰・出っ尻の姿勢のクセで腹筋が弱くなっている人は、腰や背中の緊張が慢性的に続いています。
筋肉が緊張して凝り固まると、老廃物が流れにくくなり、背中の下部に脂肪がたまりやすくなります。
それでは、これから「肩甲骨の動きを改善し、背中の上部のお肉を取るエクササイズ」を具体的にご紹介します。
1. 四つんばいになり、肩の力を抜きます。
肩甲骨が寄って浮き上がります。
2. 四つんばいのまま手のひらで、床を押します。
肩甲骨が離れて、背骨が浮き上がります。
3. 肩甲骨を寄せたり、離したりを繰り返します。
耳と肩の間を離し、首をリラックスさせましょう。
1. 座って(立って)肩をリラックスさせます。
息を吸いながら、両肩を吊り上げ、首と肩先の間の筋肉はたるませ、ゆるめます。
2. 息を吐きながら肩を下へ下ろします。
肩の上下を繰り返します。
猫背にならないように気をつけてくださいね。
1. 息を吸って両手でバンザイをします。
その際首は長く保ち、肩は下ろします。
2. 息を吐きながら、肩甲骨と肘を下げて寄せることを意識しつつ、肘を曲げていきます。
3. バンザイと肘下げを繰り返します。
腕の動きに従って、肩甲骨も背中の上をスライドして滑らかに動くところをイメージします。
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