キッチン菜園にも♪「豆苗」の旬・栄養効能・育て方・保存方法
節約食材の代表「豆苗(とうみょう)」。安い上に自宅でキッチン菜園もできる。旬の時期や栄養効能、選び方、保存方法、栽培などを紹介します。
野菜メニュープランナー・野菜ソムリエの坂本みちよです。
今日のテーマは「豆苗」です。
本来の豆苗とは、エンドウが発芽し、本葉が出て、ある程度の大きさになった、エンドウの芽の先端を摘み取って食用にしたものです。
ですが、日本では、キヌサヤエンドウなどを水耕栽培して、発芽した根付きの若芽、つまり「スプラウト」が豆苗として流通するようになってきており、豆苗と言えば、このスプラウトを指すようになりました。
今回は、そんな「豆苗」を見ていきましょう。
スプラウトとしての豆苗は、ハウスなどで栽培されているため、通年安定して出荷されています。
ですが、本来のエンドウの若芽としての豆苗は、エンドウ豆の旬の時期である3~5月と同じ時期だと言えます。
豆苗は、栄養豊富な緑黄色野菜。
強い抗酸化作用を持ったビタミンや、代謝を促すB群などのビタミン類を含んでいます。
- 皮膚や粘膜を保護し、乾燥肌予防にも良い「βカロテン」
- 美白・美肌に良い「ビタミンC」
- 若返りのビタミンとも言われる「ビタミンE」、など
ほかにも、骨の形成に有効な「ビタミンK」や「食物繊維」、DNA形成などにも深くかかわる「葉酸」も含んでいます。
葉の色が濃い緑色をしているものを選びましょう。
葉がしっかり開いて、全体としてつやと張りのあるものが良品です。
また、根を切ったものを購入する場合は、切り口が茶色くなってないものを選びましょう。
なお、根がついているものの方がもちが良いですし、うまく育てると、もう一度再生し収穫できるのでお勧めです。
根がついている豆苗を調理するとき、根元の脇芽を残してカットします。
そのまま水に浸けて水耕栽培すると、再度収穫することができます。
買ってきた袋をあけていない場合は、そのまま立てて野菜室で保存するようにしましょう。
開封してしまったものは、ポリ袋などに入れて野菜室で立てて保存し、早めに食べきるようにしましょう。
豆苗は、ひ弱そうな見かけに反して、優れた栄養豊富なお野菜です。
これからの食卓に、もっと取り入れてみてはいかがでしょうか。
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・野菜ソムリエ
・ジュニア和食マイスター
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