寝る前のストレッチが効果的!憂うつ・ストレス・イライラ解消の安眠ヨガポーズ9選 (1/2)
こんにちは、美姿インストラクターの美宅玲子です。
1日を過ごした夜は、一日の疲れが体に溜まっています。
さらに、一日接した情報が頭にこびりついていたり、その時感じた感情が心に溜まってパンパンになっていたり、引きずって重たい感じになっていたりしませんか?
体の疲れ・頭の中のノイズ・心の汚れを流し、ホッとして眠りにつきたいものです。
今回は、心の中にどんより溜まった憂鬱な思いや心配・怒り・不安・恐れなどを払う、寝る前のヨガポーズをご紹介します。
イライラする気持ちがいつまでも抜けない時、東洋医学の陰陽五行論では「肝」(肝臓、解毒や消化の働き)に負担がかかると言われています。
「肝」の気を養うツボが並ぶ通り道である経絡は、両足の親指から脚の内側を流れています。
脚の内側を伸ばして刺激し、「肝」=「怒りの感情」を適切に流していきましょう。
1. 仰向けになり、両膝を曲げて外側へ倒し、足裏同士を合わせます。
2. そのままリラックスをして、ゆっくりとした呼吸を続けましょう。
1. 仰向けで両膝を立てます。
2. 両手で右側の肋骨の内側に指を巻き込むようにして、ゆっくりと押し込み、マッサージします。
体側伸ばしは、「肝」を助ける「胆」の経絡が通り、間接的にイライラを鎮めてくれます。
1. 仰向けになり、左の膝を立ててから外側へ倒します。
2. 両腕をバンザイし、左手で右の手首をつかみ、上体を左側へひっぱります。
両脚も左寄りに置きます。
3. 右側の体側を伸ばしてゆっくり呼吸を繰り返します。
4. 反対側も行います。
悲観的になったり落ち込んだりして、眠れない時もあるでしょう。
悲観や落ち込みの気持ちは、「肺」や「大腸」に負担をかけて、内臓の働きを落とすと言われています。
「肺」や「大腸」の経絡は、腕の内側や上側を流れています。
腕や胸を伸ばして刺激し、「肺」「大腸」=「悲しみや落ち込みの感情」を手放していきましょう。
1. 正座をして、息を吸いながら両手を大きく広げて斜め上へ上げます。
2. 胸を張って、ゆったりと呼吸を続けます。
腕や胸に、息や気の流れを感じながら行いましょう。
1. 正座をして、両手を握り、手首の後ろ側をクロスして合わせます。
2. 息を吸って、吐きながら上体を前に倒し、クロスした両手を天高く上げます。
3. 呼吸をゆっくりと続けます。
胸や腕の刺激を感じながら行いましょう。
1. 仰向けて膝を立てます。
2. 両手の指で、右腰骨の内側を押します。
3. そこから右肋骨の内側へと指を押し進め、左肋骨内側へ、左腰骨の内側へと押し進めます。
この四角形の形が、大腸の位置&流れの順です。
恐れや不安の気持ちも、不眠の原因になることがあります。
恐怖は、「腎」(腎臓・元気)に負担をかけると言われています。
「腎」の気を養うツボの通り道である経絡は、足裏から足の後ろ寄りの内側を流れています。
足の後ろ寄りの内側を伸ばして刺激し、「腎」=「恐怖の感情」を流し去りましょう。
1. 片脚を横に開いて伸ばし、反対脚のかかとを恥骨へと引き寄せます。
2. 両手を前についてお尻を浮かせ、伸ばした脚のかかとを横へ突き出します。
その際つま先は天井に向けておきます。
3. 反対側も同様に行います。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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