便秘で悩む人は近年増加しており、市販の便秘薬もたくさんの種類が販売されています。
しかし、多くの人が薬に頼らずに自然に排泄したいと思っているのが現状で、食生活に気を遣っている人も多いはず。
便秘改善の食材と言えば「食物繊維」ですが、食物繊維が豊富な根菜類やキノコなどを積極的に食べているのに、改善されないという人もいます。
ここでは、そんな方のために、食物繊維の摂取に限らない便秘改善の方法を紹介します。
食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。
水溶性は、便を軟らかくしてくれる作用があり、不溶性は便のかさを増やして排便を促す作用があります。
不溶性食物繊維の摂取に偏ると、便秘が改善されないのです。
玄米、小麦ふすま、ゴボウ、キノコ、豆など。
海藻類、こんにゃく、かぼちゃ、果物など。
「水溶性:不溶性」の理想的な摂取比率は、1:2と言われています。
そのため、2種類の食物繊維をバランスよく摂るようにしましょう。
肉は消化に悪いと聞いたことがある方もいると思いますが、赤身と白身では異なります。
赤身とは、牛・豚・羊など生の状態で赤いものを指します。
対して白身とは、鶏などの生の状態で白いものを指します。
白身の方が消化がよいので、少しだけ赤身の肉の量を減らし、白身を増やしてみるのもおすすめです。
果物は食物繊維が豊富で、便秘改善のためによく食べられています。
実は、食物繊維はドライフルーツのほうが効率的に摂取できます。
ドライフルーツは、生の果物よりも食物繊維量が4~8倍多く摂取できるのです。
便秘症の方は、ドライフルーツも積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
便秘改善のためには運動も必要です。
運動は、ウォーキングのような軽い運動の方が腸の動きが活発になります。
一方、ランニングのような激しい運動は、腸の動きを止めてしまうこともあるため、便秘改善のための運動は軽めのものにしましょう。
トイレには和式と洋式がありますが、便秘には和式の方が効くのです。
それは、排便時の体勢の違いです。
和式の場合、しゃがむことにより体が前に傾き、腸と肛門が直線的になるため、便通がスムーズになるのです。
最近では洋式が主流なので改善のしようがないと思うかもしれませんが、洋式でも座った時に前に体を傾けるようにして座ることで、腸と肛門が直線的になるので、洋式トイレに座る時は意識してみましょう。
以上のように、便秘改善のために気をつけることは、日常生活の中でも色々とあります。
すべてを取り入れることは難しいですが、できることから意識してみてはいかがでしょうか。
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Fashion Latte編集部
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