「歩く・座る」でお尻痩せ！日常動作でお尻を小さく出来るヒップアップポイント6選

こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

日本人は、欧米人に比べるとお尻が平坦で垂れやすく、引き締まった感じが少ない形をしています。
お尻を上げて、立体的で引き締まった形にしたいと思う方は多いと思います。

今回は、日本人と欧米人の特徴の違いから、理想のヒップに近づけるための方法をご紹介します。

日本人は、農耕民族で、しゃがみ込んで田畑の仕事をする体勢を得意としています。

畳に座り、地面に近い位置で作業をしてきた日本人は、体をかがめて丸めこむために、「屈筋群」と言う、体の主に前側の筋肉がよく使われ、発達しています。

それが、猫背やなで肩、ももの張りが、日本人に多い要因でもあります。

一方、欧米人は狩猟民族で、立ち上がって遠くを見たり、走ったりする体勢を得意としています。

また椅子の文化でもあり、しゃがみ込むよりも、立つ脚や背筋を伸ばすために、「伸筋群」と言う、体の主に後ろ側の筋肉がよく使われ発達しています。

それが、立体的に上がったヒップと、すらりと伸びたメリハリのある脚が、欧米人に多い理由のひとつです。

日本人も、後ろ側の筋肉を使う意識を持って生活やトレーニングをすることで、ヒップアップした引き締まったお尻を目指すことができます。

では、お尻やももの裏側など、立体的で引き上がったヒップをつくる体の後ろ側の筋肉は、どのような時に使うのでしょうか？
また、どうしたら使えるのでしょうか？

体の後ろ側の筋肉は、次のような股関節を伸ばす時に、よく使われています。

ただし、膝が曲がったままだと効果的に使い切れず、ももの前が張ってしまいます。

せっかく立ったり歩いたりしていても、膝が曲がって高い椅子に腰を掛けたような立ち方や、すり足で足を引きずるように歩いていると、もったいないどころか逆効果ですらあります。

では、座っている時は、膝も股関節も曲がったままですから、ヒップアップや引き締めはできないのでしょうか？

確かにヒップの土台となる後ろ側の筋肉は使えませんが、お尻の形を整えるインナーマッスルを鍛えて、ゆがみを取ったり美尻をつくったりすることはできます。

それではこれから、「お尻の土台を作る後ろ側の筋肉と、お尻の形を調整するインナーマッスルをつくる方法」をご紹介します。

これらを意識すれば、立体的なお尻の土台となる筋肉をつくることができます。

引き上がり引き締まったお尻を補助する筋肉をつくるトレーニングです。

どれも、見た目にはただ座っているだけのようにですが、全て骨盤周りのインナーマッスルを使って姿勢を整え、お尻の形を整えるのに役立ちます。

立ち上がる直前のイメージで行ないます。

全て日常生活中に意識できるエクササイズばかりで、お尻周りの筋肉を総合的に刺激し、引き締めることができます。

プリッと上がったお尻で颯爽に歩く自分の姿をイメージして、楽しく実践してみてくださいね。