コンビニでも3パック100円前後と、納豆の傍にひっそりと置かれている、もずく。
もずくは女性にこそ食べて欲しい美容効能がたくさん詰まった、お手軽ヘルシー食材なのです。
栄養を摂りつつ、その低カロリーさでダイエットも出来てしまう「もずく」について、見ていきましょう。
もずくは、1パック(100g)で約4~6Kcalと、こんにゃく並みに驚異の低カロリー。
これは小腹が空いた時に食べたいおやつとして、重宝しそうですね。
しかし、ただ低カロリーなだけではありません。
もずくが持つ代表的な栄養素といえば、「フコイダン」。
あのぬるぬるは、「フコイダン」という食物繊維の一種です。
もずくの他、昆布やメカブなどのぬるぬるも「フコイダン」によるものです。
水溶性食物繊維である「フコイダン」は、食べ物の消化を緩やかにし、小腸へと運んでくれます。
これにより糖の吸収や血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
血糖値が急激に下がると…
- 太りやすくなる
- 低血糖によりイライラしやすくなる、うつ症状が出やすくなる
- 多量のインスリン分泌により生活習慣病の原因に
食物繊維には「水溶性」「不溶性」の種類があり、両方バランス良く摂ることで便秘解消が期待できます。
「フコイダン」を含むもずくは水溶性食物繊維が豊富です。
腸の働きを活性化し、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うと…
- 便秘解消
- 便秘による肌荒れ、ニキビ解消
- 疲れ解消
- 腸内セロトニンによるメンタル改善
風邪やアレルギーなど、免疫力低下によって発症する症状を抑える働きを持ちます。
免疫細胞のひとつ「NK(ナチュラルキラー)細胞」を活性化させてくれるので、風邪予防に食べると良いでしょう。
「フコイダン」は老化の原因となる活性酸素を除去してくれるので、美肌やアンチエイジング食材としても食べたいメニューです。
もずくには髪の毛を健康に導くミネラルの1種「ヨウ素」も含まれています。
育毛に重要なたんぱく質の合成を助けてくれます。
もずくに含まれるもう1つの食物繊維「アルギン酸」は、悪玉コレステロールの排出を手助けしてくれます。
動脈硬化を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効能を持ちます。
洗い過ぎると、せっかくの「フコイダン」が流れてしまう恐れがあります。
生もずくを食べる時はさっと水洗いをし、調理するようにしましょう。
「フコイダン」は加熱すると吸収率がアップします。
もずくスープは手軽な上に効果的なレシピなのですね。
空腹時に食べることで糖の吸収を抑えてくれます。
また、かなりかさ増しになるので、食事前に食べると全体の食事量を抑えることが出来ます。
よくパックで売られているもずくは、予め酢浸けになっているのでそのまま食べましょう。
添加物などが気になる方は、生もずくに酢とめんつゆなどを混ぜて頂くようにします。
酢のクエン酸効果で疲労回復を促進してくれます。
ちなみに、もずくは主に「オキナワモズク(太もずく)」と「イシモズク(細もずく)」の2種類に分かれます。
スーパーなどで見られるもずくの殆どは「オキナワモズク」ですね。
酢に浸けられているものが多いのですが、もずく自体は酸っぱくないので、酸味が苦手な人は酢浸けされていないもずくを購入すると良いでしょう。
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