冬肌は冷えて乾燥気味。化粧水や美溶液の効果も浸透しにくい状態です。スキンケアの効能をアップさせる「ひと手間」で、冬の肌トラブルを予防しましょう。
こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。
寒くなってくると、化粧水がなかなか浸透しなかったり、何個もアイテムを使用するのが面倒という方が少なくないのではないでしょうか。
そんな”ちょいイラ”時は、お肌のケアは大切だと分かっていても、サボってしまったり簡素化してしまったりしがち。
スキンケアの時間をよりスムーズに、そして効果を十分に引き出す簡単アイデアをご紹介します。
スキンケアは、かける時間や使うアイテムの数、ましてやかける金額が重要なのではなく、お肌が必要なものを、必要なときに正しく与えられているか。
スキンケアの”ちょいイラ”は、いつもと違う肌環境や肌状態であるにも関わらず、同じ方法で無理矢理ケアをしようとしているため起こります。
しっかり鏡を見て、肌の状態を見ながらケアすれば、実はよりスムーズに、そして結果的にスキンケアアイテムの効果をしっかり引き出すことにつながります。
なんでもないようなことですが、実はこれがスキンケアの質をグンと上げてくれます。
冬は手のケアも必須と言いますが、とても冷えやすい部位。
洗顔を終えた後の手はやはり少なからず冷えています。
化粧水の前に、まず手を数回モミモミしたりマッサージするなどして温めてからお手入れを始めると、その後のスキンケアの浸透がグンと良くなります。
実際、手の温度を利用して化粧水を浸透させた方が、より多くの成分が皮膚の内部まで浸透するという研究結果も知られています。
スピードだけでなく効果も上がるわけです。
この時期の肌は代謝が低下しやすく皮膚表面が乾燥しているため、化粧水が浸透しにくい状態です。
そんなときに、早く済ませたいからと、沢山の化粧水を手に取ってバシャバシャしては逆効果。
バシャバシャしたり、パンパンと叩いたりしても、多くのうるおいが肌表面から蒸発すると言われています。
三度に分けて、手のひらの温度を利用しながら浸透させましょう。
また三度に分けて使用した方が、結果的にスムーズにケアを終えることが出来るようです。
また、摩擦は乾燥しているお肌にとって一番の的。
叩いたりこすったりは、シワやシミの原因を自ら作ることに繋がりますので避けましょう。
肌表面をツルツルすべるようで浸透しづらいことが多いクリーム。
手のひらにとったあと、2~3回軽くこすり合わせてからハンドマスクで顔を包み込み、浸透させます。
化粧水と同じように、手のひらの温度を利用してスムーズに浸透させれば、その後のメイクのノリも良くなります。
実はこの方法は、硬いことが多い日焼け止めクリームにも活用できます。
紫外線は年中降り注いでいるもの、朝のお手入れにぜひ活用ください。
この時期不足しがちな油分を補うオイル美容液も、お手入れが億劫なときは省いてしまいたい気分になるものですが、そんな時は、1~2滴をクリームに混ぜて(よく混ぜてください)お手入れを。
特にマッサージをする場合、冬の乾燥した肌にとってはオイルだけよりも、クリームと混ぜた方が指先の滑りがよく、お肌を傷つける心配なくマッサージすることができます。
シートマスクはお部屋が寒い場合、つけている間に冷えて浸透しないばかりか、顔も一緒に冷やしてしまうことに。
ましてや寝てしまっては逆効果にもなりかねません。
どうしてもマスクでスペシャルケアしなくては、という方は、ぜひ洗い流すタイプのパックを入浴の少し前に使ってください。
お風呂でそのまま洗い流せて手間が省けますし、なんといっても、パックの効果によって入浴後のスキンケアがよりスムーズに、効果的になります。
せっかくのお肌のケアも、間違った手抜きをしては逆効果に。
お肌の状態をしっかり見ながら上手に工夫して、一緒に冬を乗り切る気持ちでケアしてあげましょう。
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スキンケアカウンセラー 松原 好克
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