みなさん、今日はどのくらい水を飲みましたか? 朝起きて喉が乾いたとき、レストランで出されたお水を数口…。お茶やコーヒーはたくさん飲むけれど、純粋に「水だけ」を飲むことって意識しなければ意外と少ないのかも。でも、水は昔から「百薬の長」と言われているように、どんな健康飲料よりも優れた飲み物なのだそう。


水に関する様々な情報発信などを通し、自分に合った水をみつけてもらうことを目的に、「水と生活プロジェクト」がこの6月に発足。記念すべき第1回目『今から始める水の選び方セミナー』に参加し、水と人との付き合い方について学んできました。

■私たちの身体をつくる水の役割とは?
実は、私たちの身体の3分の2は水でできていて、水分は身体の中を回りながら、細胞に栄養素や酸素を送り込み、体温を調節しているそう。人は食べ物がなくても数週間は生きて行けますが、水がないと命をつなげることができません。つまり、生命維持に欠かせないのが水なのだそう。

体内の水分が不足すると尿や便の量が減り、代謝も落ちるので太りやすくなる原因に。また、老廃物が体内に溜まってしまうので、ニキビや肌荒れ、老化のもとになるだけでなく、血液がドロドロになり様々な病気を引き起こすそう。 ダイエットにも、美肌にも、健康にとっても水を意識して摂取することが大切なのだとか。

■妊娠中や授乳中は、特に水分摂取が必要!
妊娠すると、体内の循環血液量が増加し、身体全体がむくみやすくなります。 また、ホルモンバランスの変化による便秘の悩みも切実に。さらに、胎児を守る羊水も水分、胎児の体重の90%も水分なので、妊婦さんは積極的に水分摂取が必要だということを、将来のために覚えておきましょう。

また、母乳の80%以上も水分なので、ママになってからも質のいい水をたくさん飲むことが必要なのだとか。水をこまめに飲むことで、辛い乳腺炎も防ぐことができるのでなおさら重要なのだそう。

■飲むなら、どんな水を選べばいい?
水を摂取する際のポイントは、喉が乾く前に飲むこと、コップ1杯(180〜200ml)を1日約7回に分けて飲むこと、身体は冷やさない温度で(15〜20度)、胃液を薄めてしまうので、食前は避けること。

ただし、水ならなんでもいいというわけではないのだとか。たとえば、水道水は体内のビタミンを破壊したり、髪や肌のタンパク質を壊し、細胞にダメージを与える塩素が含まれているので避けましょう。(ちなみに肌が弱い人は、水道水に含まれる塩素の刺激を受けやすい一番風呂にも注意。ひとり暮らしなどでどうしても一番風呂に入る場合は、柑橘類の皮や緑茶、入浴剤を入れると塩素が抜けてお湯がまろやかになるそう)

飲み水として摂取する場合、ミネラルウォーターならすべてが最適というわけではなく、加熱処理をしていない水がおすすめなのだとか。加熱処理をすると酸素と炭酸ガスなどの成分が抜けてしまい、水のうまみを示す溶存酸素値が低くなるからだそう。

東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎氏が代表発起人である「水と生活プロジェクト」によると、安全性と美味しさを兼ね備えた水が、「RO水+ミネラル」。これは、「RO膜」という細かいろ過法で浄化された水にミネラルを最適なバランスで加えたものなのだとか。

不純物をナノレベルで除去でき、加熱処理が不必要なので活性されたフレッシュなままの水分を身体に取り込むことができるそう。RO水は日本でも需要が広がってきていて、専用の浄水器や宅配水などがあるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

・水と生活プロジェクト
公式サイト

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