親の育て方のポイントは?兄弟・姉妹の仲が悪い原因と対処法 (2/2)

兄弟・姉妹の仲が悪い原因と対処法。子ども同士のケンカは、人間関係を学ぶ大事な勉強の場。すぐに介入するのはNGです。また、年齢が上の子への対応が特に大切になります。

執筆者: 桜井 涼 職業:メンタルケア心理士、コラムニスト
ケンカの理由が、「親を独占してずるい」だったら

理由の中には、「親を独占している」といったうらやましさなどが含まれていることがあります。

このような場合は、「その子にとっての特別」や「その子とだけの秘密」を持つことがより良い解決になります。

  • 2人だけでおいしい物を食べる
  • 2人だけで出かける(映画・買い物・公園など)

 

こういったどちらにも同じことをしてあげて、他の兄姉には、したことを内緒にするように、親とその子との共通の秘密や特別にしておきます。

 

それが親を独占することができたという嬉しさから、「自分は可愛がってもらっている」という「気持ちの安定」を持つことに繋がります。

おわりに

仲が悪いと、親として不安に思ってしまいます。

ですが、人間関係を学ぶという観点からみたら、子供たちが勉強していて、親は手助けやサポートをするとなるでしょう。


親が怒り出すより、話を聞いて気持ちを汲んであげるという方法をとってあげたり、親と子の2人だけの時間を作ってあげたりするほうが上手くいくことが多いです。

子どもの心の全てがわかるわけではありません。でも、わかろうと努力することは大切だと思います。
仲が悪いからといって、叱ったりするようなことをしないで、それぞれの気持ちを大切にしてあげて欲しいと思います。

 
 コラムニスト情報
桜井 涼
性別:女性  |   職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

元学習塾講師。妊娠出産のハプニングを乗り越え、現在は2児の母。
その頃より子どもの心の動きや医療に関係することに興味を持つ。

2009年より文筆家として活動。
子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイス、子どもの病気関係を取材しコラムを執筆中。
心の闇を抱える子どもへの取材や心理学を学び、2016年「メンタルケア心理士」資格を取得。

ブログ『フリーライター桜井涼のたなごころ』
http://ameblo.jp/miehime0617/