足の冷えの解消に効果的な、アキレス腱ストレッチのやり方を紹介。アキレス腱が硬く伸びにくいと、冷え性以外にも、頭痛・肩こり・むくみなど、全身に悪影響が…。気持ちよく伸ばせば、美姿勢まで手に入ります。
こんにちは、梅田整体療院の院長の梅田孝男です。
以前の「頭痛と足の冷え」に関係するコラムで、足の冷えを解消するには、アキレス腱(ふくらはぎを含む)のストレッチが有効であるとお話ししました。
今回は、その簡単なストレッチ方法をお伝えしたいと思います。
アキレス腱が硬い人や、伸びにくい人は、体に対してどんな影響が起きやすいでしょうか。
例えば、次のような症状が挙げられます。
- 足の疲れ
- むくみ
- 冷え
- 踵や膝や腰の痛み
- 肩こり
- 頭痛
- 血圧や脈に異常
その人の体の使われ方や習慣にもよりますが、全身にその影響が出ると言えます。
私が整体を始めた頃から既に市販されていた「アキレス腱をストレッチするボード」があります。
角度の変えられるボードで、その上に乗るだけでアキレス腱が伸ばされるのです。
現在も同商品や類似品は様々あり、簡単に手に入れられます。
だいたい30度くらいまでの角度調整ができ、痛気持ちいいくらいの角度で、2,3分乗り続けるというものです。
ボードを持っていなくてもストレッチできる方法がありますので、ご安心ください。
このボードの代わりに、厚い本や漫画雑誌などが使えます。
下の写真のように、何冊か重ねた本の上に足先(甲の裏側の骨のあたり)を乗せて、アキレス腱が伸びて痛気持ちいいくらいの角度を見つけましょう。
アキレス腱が伸びて痛気持ちいい角度を見つけたら、きれいな基本姿勢を作る
その角度を見つけたら、足先を乗せて、膝裏を伸ばし、へそを前に出すように胸を張ります。
目線を上げ、両肩を後ろに意識し、頑張ってきれいな基本姿勢を作ります。
更にその間、足の指は本を掴むように力を加えていてください。
その姿勢を目標として2分間は行います。
辛い人は1分くらいで様子を見ながら行います。
本から足を下ろすと、足の指で意識して踏ん張らないと、おそらく体が前のめりになると思いますので、気をつけてください。
そして体のほうは、足や腰周りや肩が楽になっていると思います。
一旦終了して30秒くらい経ちましたら、再度、本に足を乗せてステップアップのストレッチを行います。
終了したときに今度は、足指に自然と力が入って、姿勢が自然と良くなっていると思います。
このアキレス腱ストレッチは、自身の体重、つまり重力を感じつつ行うことにより、ただ伸ばすよりも立位の姿勢がよくなり、その保つ筋力もついてくるというおまけもあります。
筋肉痛が起こることもありますが、毎日、継続して行ってください。
ある程度の刺激が必要ですが、無理はしないでくださいね。
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