背中に肉がつく原因と予防・対策エクササイズを紹介。姿勢が悪いと血流やリンパの流れが滞るほか、冷えて脂肪が溜まりやすくなるという悪循環に。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
鏡で見るのは前の姿のみ。
後の背中はなかなか意識ができないままに、気づけば背中に肉が乗っているなんてことも。
今回は、知らないうちにじわじわ進行する「背中に肉がつく原因と予防撃退する方法」をご紹介します。
背中は、張ったり凝ったりしやすい所です。
「張る」とは、筋肉が長時間引き伸ばされて疲労がたまっている状態。
「凝る」とは、筋肉が長時間縮こまって力が入り疲れている状態です。
いずれにしても、体の動きが乏しく、血流やリンパの流れが滞り、冷えも起こりやすくなっています。
流れが滞り、冷えて疲労がたまっている部分には、脂肪もたまります。
そのようにして、知らず知らずのうちに背中が硬くお肉も厚くなっていきます。
では次に、なぜ日常生活で背中が張ったり凝ったりするのか具体的にみていきましょう。
猫背になると、肩甲骨の間が広がって引っ張られ、背中も丸くなります。
このことから、常に筋肉が引っ張られた状態になって背中が張っていきます。
また、反り腰や、姿勢を良くしようという意識が強いと、腰や肩胛骨の間の筋肉が緊張していて、背中が凝ってしまいます。
いずれにしても、血管やリンパ管などが狭くなっています。
水が流れるゴムホースに例えると、ホースを握りつぶしているような状態です。
弾力や動きが悪くなり、冷えて脂肪がたまりやすくなっています。
それではこれから、ホース内の流れを取り戻すエクササイズをお伝えします。
血管やリンパ管などホースの弾力がなくなり、筋肉の動きが少ない「張り」「凝り」の状態から、ホースを握って離すような動きのあるポンプ作用を作り出し、老廃物の流れを良くしていきましょう。
肩甲骨を寄せたり離したりと、鳥の翼のように肩を動かしてみましょう。
肩甲骨周りには代謝を上げるポイントもあるので、何度でもはっきり動かします。
腕を付け根から内ねじりや外ねじりにします。
肩が前に出ることから猫背になり、背中やわきに脂肪が乗っている場合、老廃物が流れやすくなります。
また、椅子に座る時は、姿勢を整えるのに、背筋を使うだけでなく、腹筋も使うようにお腹のコルセットをするように引っ込めて引き上げます。
そうすると、腰や背中との筋肉のバランスが取れて、背筋もリラックスしてきます。
緊張していた部分がゆるみ、使っていなかった筋肉を刺激して動かすということです。
筋肉のポンプ作用で巡りを良くし、偏った筋肉の使い方をする姿勢を正すことで、背中はしなやかに変わっていきます。
脂肪には血管が通っていません。
老廃物は、筋肉にある血管の中を流れ、筋肉のポンプ作用によって流れるリンパの中を流れます。
筋肉の弾力を取り戻すエクササイズで、背中を温めながらお肉を落としていきましょう。
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