【厳選】「意味が分かると怖い話」本当に怖い長編だけをまとめました(解説つき) (1/2)
閲覧注意!意味がわかると怖い話まとめ長編版。本格的に怖い話だけを厳選しました。結末にゾッとすること間違いなしな傑作集です。読むかどうかはあなた次第…。
今まで「意味が分かると怖い話シリーズ」で紹介してきた話の中から長編で本当に怖い話を厳選しました。
じっくり読んで、結末でゾッとしてください…。
読むか読まないかはあなた次第です。あとから怖くなっても責任はとりませんよ…。
■7がつ5にち
きょう、はじめてかていかをならった。
ぼくのはんはカレーをつくった。じゃがいもやにんじんをほうちょうできるときはドキドキした。
じゃがいもやにんじんやたまねぎやおにくをゴトゴトにてカレーのルーをいれた。カレーができた。
がっこうのかえりにママのいるびょういんにいった。
ぼくのいもうと、ともよがうまれたんだ。ママにカレーをつくったよといったら、ママはにっこりわらった。
「ともよもカレーをたべるかな」ときいた。
「もうちょっとおおきくなったらたべるよ」とママはいった。
おおきくなったら、ともよにいっぱいカレーをつくってあげようとおもった。
■7がつ8にち
ママとともよがいえにかえってきた。パパはにこにこしている。
ぼくはママとパパにカレーをつくってあげようとおもってそういった。
「いいから、おとなしくしていなさい」
パパがそういって、なにもさせてくれなかった。
ママにあそんでもらおうとおもった。でも、ママはずっとともよとあそんでいる。
■7がつ10にち
きょういえに、しんすけおじさんとかおりおばさんとおじいちゃんとおばあちゃんがきた。
おしょうがつみたいでうれしかった。しんすけおじさんとあそんでもらおうとおもった。だけどあそんでくれなかった。かおりおばさんにほんをよんでもらおうとおもった。だけどよんでもらえなかった。
おじいちゃんとおばあちゃんもあそんでくれなかった。
みんなともよとあそんでいる。
「おへやにかえっておとなしくあそんでいなさい」
みんなにそういわれた。
■7がつ12にち
こんどのにちようびに、またおじさんやおばさんやおじいちゃんやおばあちゃんがくる。
みんなともよとあそびにくるんだ。ぼくとあそんでくれない。
「たべちゃいたいくらいかわいい」
ママはともよをだっこしていった。パパも「そのとおりだよ」といった。
「よかったねともよ」とママはいった。
■7がつ18にち
はやおきしてカレーをつくった。かていかでならったからできるんだ。
ママもパパもまだねてる。やさいはじょうずにきれた。おにくはむずかしかった。やわらかくてプニャプニャしてて、ちがいっぱいでた。
「ともよー!ともよー!」
ママがおきてきた。ともよをさがしてる。もうすぐみんながくる。カレーがぐつぐつにえている。
「ともよー!ともよー!」
たべちゃいたいぐらいかわいいともよ
「たべちゃいたいぐらいかわいいともよ」
誰にも相手にしてもらえない僕は、ともよをたべた。
【第25弾】本当にゾッとする「意味が分かると怖い話」まとめ(解説付き)「ともよ」より
小学生の頃、5人ぐらいで構成されたいじめっ子グループがあった。
そして、そいつらのいじめのターゲットになってるA君という男の子がいた。
A君は、勉強もスポーツもダメでいつもヘラヘラしているから、いじめられやすかったのかもしれない。
性格もおとなしくて、いじめられても反撃せずに
「やめてよぅ、くちゃーに」
と言うだけだったんだ。
この「くちゃーに」ってのは彼の口癖のようで、
いじめられる時はいつも決まり言葉のように言っていた。
正直意味わかんなかったけど気にしなかった。
いじめは毎日あって、さすがに可哀想だったから、A君にどうしてやり返さないのか聞いてみたんだ。
彼はヘラヘラ笑いながら「平気だよ、だって…」と言うだけだったが、その目は全然笑ってなかったんだ。
何しろ人の目を見て鳥肌が立ったのは、後にも先にもその時だけだったからよく覚えている。
翌年彼は転校し、みんなA君のことを忘れていった。
それから20年ほど経ち、小学校の同窓会があった。
ほどよくアルコールが回ってきた頃「そういえば」と友人が話し始めた。
どうもA君をいじめていたグループが全員亡くなったらしい、しかも全員自殺…と。
その友人も詳しくは知らないが、
いじめグループは中学に入った頃から精神的におかしくなり始め、
強制入院させられたが、半年以内に院内で自ら命を絶ったらしい。
そんなことがあったのか…なんか怖いな。
と思ったとき彼の口癖を思い出した。
「くちゃーに。」
「くちゃーに」→「くちゃに」→「くちあに」
口 兄 → 呪
【第8弾】衝撃の結末にゾッとする。「意味が分かると怖い話」をまとめました(解説あり)「くちゃーに」より
俺は、チャットにハマっていた。
チャットで仲良くなった2人の女子がいて、いつも3人で毎晩のようにチャットで会話していたんだ。
1人はA子。ノリがすごくいい。笑いのセンスもあってボイスチャットでいっつも爆笑の渦。
もう1人はB子。おとないしくしっかりした感じの子だった。
それぞれ性格は違うんだけど、それがむしろ良くて3人の会話は止まらなかった。
まぁそんなある日、とある事情でA子の家に1人で泊まりがけで遊びに行くことになったんだ。
女の家に泊まりがけ。ってそれだけ聞けば最高なんだけど、俺は全くもって行きたくなかった。
なぜならA子は重度のメンヘラだったから…。
チャットで会話するには楽しいんだけど、実際に会うってなるとね…。
でもどうしても行かないといけなかった理由は割愛する。
A子の家に到着し部屋に入ると、それはそれは異様な空気だった。
部屋は真ピンクで、人形やらヌイグルミやらが散乱していた。
床は男でもってここまで散らかさないだろうというほど散らかっていて、色んなところにナイフやらメスやら注射器やら訳わからん薬が転がっていた。
俺は予想以上の異常さに動揺していた。
そんな中帰れる訳もなく1泊して朝を迎えた。
A子とは別の布団で寝ていたのだが、ふとA子の方を見ると布団が血まみれだった。
その血はA子が自分で自分を傷つけていたためだった。
A子はぐっすり眠っていたが、自分が寝ている間に何をしていたのか想像するとゾッとした。
一刻もはやく逃げ出さないとやばい。
そう感じた俺は取ってつけたような理由で予定より早く帰った。(ほんとは二泊する予定だった)
恐ろしさと動揺で、俺は震えていた。
でもこのことを誰かに伝えたくて仕方なかった。
家についてすぐにPCを開いてチャットを見ると、タイミングよくB子だけがチャットルームに入室していた。
よし、B子に今日のことを話そう…。
俺「A子の家行ってきたんだけどさ、散々だったよw適当な嘘ついて逃げるように帰ってきたw」
B子「うわ~最悪だね」
俺「でしょ~。参ったよ」
B子「うん、ほんと最悪。最低だねアンタ」
「え?」
B子の言ってる意味がわからなかった。しかも「アンタ」ってそんな呼び方B子にされたことない。
とその瞬間A子がチャットルームに入室してきた。
過去の会話は見られないと分かっていながらも俺はドキッとした。
A子「ふ~ん」
B子「アンタ」
A子「逃げるように」
B子「帰ったんだ」
A子とB子は同一人物だった。
【第28弾】後味が悪い「意味が分かると怖い話」まとめ(解説付き)「チャット仲間」より
俺たち家族は、最近新しい家に引っ越した。
新しい家は、一軒家で新築なのに、かなり格安だったから、
友達には「事故物件なんじゃ?」と言われたけど、今のところ何もない。
ご近所さんだって、とっても優しいんだ。
たまに、おすそ分けなんて言って、料理の余りやお菓子をもらう時もある。
しかし、1ヶ月くらい過ぎた頃から、妻の体調が悪くなり、
「視線を感じる」と怯えるようになった。
やはり、いわく付き物件だったのだろうか?
この家が建つ前は、何があったのか隣のおばさんに聞いてみると、
「ああ、うちの畑だったのよ。うちの主人がいなくなってからは、
手入れも出来ないし、手放しちゃったんだけどね!」
おばさんは少し寂しそうにそう言った。
そういえば、おばさんの家族が出入りしている所は見ないな。
寂しいから、色々とうちに世話を焼いてくれるのだろう。
日曜日、相変わらず具合の悪い妻に変わり、子どもと遊んでやろうと庭に出た。
庭には以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。
そこで砂遊びをさせていると、砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。
子どもが埋めたのか?手に取ろうとして違和感を感じ、慌てて手を離した。
胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、びっちりと針が埋め込まれていた。
先に子どもが触っていたら…。
俺は、ゾッとして警察を呼んだ。
庭に警察が来て、必死に説明したけど
「まぁ、単なるイタズラなんじゃないですか?またなんかあったら言ってください。」
なんて、あまり真剣に取り合ってくれなかった。
そんなやり取りをしていたら、隣のおばさんがひょっこり顔を出してきた。
「どうしたの?」
「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」
「怖いわねぇ。それでお子さんは?」
「え?」
「怪我とかは大丈夫だった?」
俺は明日にでも引っ越すことを決めた。
隣のおばさんには人形に針が入っていたことも、
そのせいで子供が怪我をしそうになったことも言っていなかった。
おばさんが人形を埋めた犯人だから、それを知っていた。
【第11弾】結末にトリハダ。「意味が分かると怖い話」をまとめました(解説付き)「庭の人形」より
|
|
|
|