二人目妊娠!仲良し兄弟姉妹に育つ、妊娠中&出産後の「上の子への接し方」
仲良し兄弟姉妹の育て方のポイントを紹介。下の子がママのお腹の中にいるときからできることがあります。第二子を妊娠中・出産後、親は上の子にどう接すればよいか、確認してみましょう。
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
第2子の妊娠・出産では、上の子が赤ちゃん返りをしたり、「自分が一番」と考えてしまって、下の子に悪さをしたりする場合があります。
ママにとっては「困ったことになった」と感じるかもしれません。
でも、上の子にとっては「ママを取られる!」と強く感じ、不安に陥ってしまうくらいの事態なのです。
ですから、上の子の不安を取り除いてあげることが必要です。
ママの妊娠で、上の子は「ママが取られる」と無意識のうちに感じ取ってしまうことがあるようです。
この時期は、お腹の赤ちゃんも大事ですが、上の子を第一に見てあげてください。
そうすれば、自然と気持ちが安定してきます。
安定してきたら、お腹にいる赤ちゃんからのメッセージであるかのように、言葉を伝えてあげましょう。
わかりやすい言葉で話すことで、上の子も理解しやすいはずです。
たとえば、次のように語りかけるのもいいですね。
- 「赤ちゃんが ”早くお兄ちゃん(お姉ちゃん)と遊びたい” って言ってるよ」
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)に会いたがっているよ」
- 「赤ちゃんと一緒に○○できるようになると楽しいね」 など
一方、NGなのは、叱るときに赤ちゃんのことを持ち出すことです。
赤ちゃんはまだ産まれていないのですから、上の子がしたことだけを叱るようにしましょう。
出産した後、上の子の目には、赤ちゃんが実際に触れることのできる存在として映るため、嫉妬や寂しさから「赤ちゃん返り」をしてしまう場合があります。
そんなときも、上の子を第一として構ってあげることが大切です。
自分が愛されて大切にされていると感じて理解できると、人にも優しくなれます。
小さくても、その思いは同じです。
次のような声かけをしてあげましょう。
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になってかっこよくなったね」
- 「やっぱり頼りになるなぁ。ありがとう!」
- 「○○(赤ちゃん)は、お兄ちゃん(お姉ちゃん)といるとうれしそうだね」 など
こんなふうに言われると、自分は役に立っているという気持ちが大きくなります。
ママのため、赤ちゃんのためにと、動ける子になるでしょう。
できたら、とにかく大げさにほめてあげるがポイントです。
ほめてあげられるということは、「その子のことをしっかり見ているよ」というサインでもあります。
それを上の子がしっかりキャッチできることが大切です。
どんなにほめてあげても、この一言を言うと台無しになってしまいます。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから…!」
この言葉って、つい言ってしまいがちですよね。
下の子のお世話をしなくちゃいけないのに、上の子が「抱っこ!」と言ってきたときなど、特にです。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、ちょっと待ってて!」なんて言ってしまうと、赤ちゃんに手をあげてしまったり、大泣きしてしまったりということになってしまいます。
そのようなときは、ほんの少しの時間でもいいので、構ってあげましょう。
それから、こんなふうに話してみてください。
このように、ママのお願いなら聞いてくれるはずです。
それにお兄ちゃん(お姉ちゃん)という言葉も使わないようにすることもポイントです。
くれぐれも「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」は言わないようにしましょう。
兄弟の仲が悪くなってしまうのは、本当に悲しいことです。
上の子に対しての声かけを良い意味のものにするだけで、態度も変わってきますし、聞き分けも変わってきます。
2人の子育てで大変なことと思いますが、ぜひ、チャレンジしてみていただきたいと思います。
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