【嬉しくない?】高級ボールペンがプレゼントに向かない7つの理由

執筆者: Latte

”プレゼント用のボールペンの写真”

 

あなたは、大学の入学祝いや就職祝いなどで、ちょっとお高めのボールペンをもらった経験はありますか?

高級ボールペンのプレゼントは、人生の節目にそれなりの価値があるうえ、辞書や腕時計とは違い、何本あっても困らないため、プレゼントの定番とされています。

しかし実際もらった人が喜んでくれるかといえば、そうでもない事が多いようです。

本記事では、プレゼントの定番である高級ボールペンを「もらっても嬉しくない」事例をご紹介していきます。

無難で喜ばれるプレゼントをお探しの方はぜひ、最後までお読みください。

 

 

嬉しくないのには理由がある

”ボールペンをプレゼントされても喜んでいない人”

 

ところで、私達が文字を書くことって、日常でどのくらいあるでしょうか。

学生さんや研究職の方はともかく、最近はほとんどの文書をパソコンで作成しますし、メモもスマホでしている人が多いでしょう。

手書きするのは宅配便を受け取る時か、送る時くらいという人もいます。

年賀状も最近は印刷が一般的ですし、LINEで済ませてしまうという人も少なくありません。

そんな現代において、ボールペンを使う機会は減ってきていると言えます。

ここからは、ボールペンをプレゼントされても嬉しくない事例をあげていきましょう。

 

 

1.必要性を感じない

「今の生活に必要ない!」

ボールペンのプレゼントが嬉しくない理由のトップはこれでしょう。

日々の生活で、ボールペン自体は無いと困りますが、そもそもコンビニやスーパーで安く買えるものですし、希少性は高くはありません。

「人からいただいた高級ボールペン」である必要がないのです。

 

 

2.価値がわからない

ボールペンなんて安いので全然OK!という人は結構います。

せっかく良いものでも、その価値が分からない人っていますよね。

贈る側としては、使ってほしいからプレゼントしているわけですが、貰った側としては「どんなシーンで使えばいいか分からないから、結局使えない」なんてことも…。

それなら、いつでも使いやすいものを贈ってほしいという人もいるようです。

 

 

3.なくすと大変

逆に、高級ブランドの筆記具の価値を知っているからこそ「なくすと大変だから使えない、使いたくない」という人もいるようです。

特に大切な人や、尊敬する人からの贈り物であれば、うっかり無くしたら大変だ、と考えてしまうのもうなずけます。

プレゼントした側としては、むしろ使ってもらえないほうが悲しくなってきますが、贈られた側としては「なくしてしまうと困るから、使わずに大事に仕舞っておこう」という思考になるのでしょう。

 

 

4.インクの詰替えが面倒

高級なボールペンは丈夫で長持ちしますし、インクを詰め替えればまた使うことができます。

SDGsが叫ばれる現代では、コンビニやスーパーで買える安いボールペンでも、詰め替えインクが使えるものが結構あります。

でも、この詰め替え作業って結構面倒ですよね…。

詰め替え用の別売りのインクを買ってきて、ボールペン本体を分解して…とやっているうちに、内部のバネなどの細かいパーツが、どこかに行ってしまったり(汗)

安いボールペンなら、詰め替えインクもコンビニや雑貨店などで手に入りますが、高級ボールペンの詰め替えインクはどこにでも売っているわけではなく、しかもお値段もそこそこ

となると、人によっては詰め替えせずにそのまま放置…という未来もあり得るのでしょう。

 

 

5.使いにくい

高級なボールベンは、安いプラスチック製品と違い、ずっしり重みがあるものです。

また、安価で細身のペンに慣れている人の場合は、高級ボールペンの太いボディーも、使い始める勇気が出ない原因のひとつでしょう。

昔の作家はたくさんの文字を書くために、太めの万年筆を使っていたそうです。そのほうが手が疲れないんですね。

でも今はパソコンで文章を書く時代。スマホで小説を書いている作家もいます。

まして一般の私達はなおさら、たくさんの文字を手書きする機会はほとんどありません。

そんな時代において、たくさん文字を書くことに優れているというのは、そこまで大きなメリットにはなり得ないのかもしれません。

 

 

6.デザインが嫌

コンビニや雑貨屋などで買える安いボールペンには、おしゃれなデザインのものがたくさんありますよね。

透明感のあるもの、可愛いものなど、高級感こそありませんが、ふだん使いするには適していると言えます。

一方で、PARKER(パーカー)やMONTBLANC(モンブラン)など、有名ブランドのボールペンにはやはり高級感があり、その違いは一目瞭然です。

だからこそプレゼント品になるのですが、もらった側は「高級感はあるけれど、普段使いするにはデザインが好みではない。だからあまり嬉しくない」と思う人もいるようです。

 

 

7.他のプレゼントがほしい

ボールペンのプレゼントが嬉しくないと思う理由で、案外これが一番多いのかもしれません。

プレゼント品になるような高級ボールペンは、数万円から数十万円のものまであります。

ボールペンにお金をかけるくらいなら、もっと他のプレゼントが欲しかった…と思う人もいるでしょう。

まずは何がほしいのか、直接本人に聞くのが一番かもしれませんね。

 

 

実は喜んでくれる場合も!

”ボールペンをプレゼントされて喜ぶ人”

 

ここまで、プレゼントに高級ボールペンをもらっても、あまり嬉しくない事例を挙げてきました。

しかし、相手の職業によっては、喜んでもらえる場合もあります

まずは営業職。扱う商品やサービスにもよりますが、分譲マンションや外車など、超高級品を扱う場ではやはりブランド品のボールペンが使われます。

きちんとした服装や持ち物でお客様と接することで、品格を高めることができるため、高級なボールペンは喜ばれるでしょう。

同じ理由で、弁護士・税理士などのいわゆる士業でも、高級な筆記具が好まれます。

士業の業務では、手書き作業がとても多いからです。品格がある筆記具を使っていると、依頼者を安心させることにも繋がりますしね。

他にも、大学の入学祝いや、就職祝いなど、高級なボールペンは人生の節目にプレゼントすると喜んでもらえるものです。

これまでとは違う、1ランク上の自分として社会に出ていく人にとって、その意識を持たせてくれる高級ボールペンを身近な人から贈られることは、嬉しくもあり、やる気にもつながることでしょう。

 


ここでひとつ注意が必要な点は、「筆記用具は目上から目下に贈るもの」、または自分と同等な「大切な相棒に贈るもの」ということです。

たとえば退職する上司に筆記用具を贈るのは、マナー違反と言えます。

高級ボールペンは、尊敬できる相手からのプレゼントだから嬉しいわけで、目下の人からプレゼントされても、嬉しくありません。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

高級ボールペンをプレゼントされても、あまり嬉しくない事例と喜んでもらえる事例をご紹介してきました。

 

筆者もその昔、入学祝いに万年筆とボールペンのセットをプレゼントされ、これで私も学生の仲間入りなんだと喜んだものです。

 

実際は勉強には使わず、ほとんど友達との交換日記専用でしたが、今となっては良い思い出です。

 

贈る理由と、贈る相手との関係性によっても、喜ばれるかどうかは変わってきます。

そして最も大切なのは、その人にとって、そのプレゼントが必要なものかどうかでしょう。

 

贈った相手が嬉しくなったり、良い思い出を作るお手伝いができるような品を、プレゼントしていきたいですね。