スマホ(携帯)カメラで綺麗に写真を撮る方法!解像度やズームに注意し手ブレせず撮影するコツ
今、スマホや携帯電話では、特殊な用途のものを除けば、カメラ機能のついていない機種はほとんどありません。
それも、500万画素とか1000万画素とか、10年ほど前まではデジタルカメラの最高級が供えていたような画素数を備えているものがほとんどです。
それに合わせてデジタルカメラは一眼レフタイプが主流になりました。
コンパクトデジタルカメラは、一眼機に匹敵するような画質を小さなボディに収めた高級機と、ごく廉価で扱いやすいエントリー機に二極化しています。
まさに世は1億人カメラマン時代。ここでは、「デジタルカメラの知識はまったくないが、ここまで垣根が低くなったのだから何か撮ってみたい」「できればキレイに撮りたい」という超初心者の方のために、最低限抑えておきたい基礎知識をお教えします。
まず、携帯・スマホカメラの弱点というものをしっかり把握しておきましょう。
ほとんどの携帯・スマホカメラはズーム機能がありません。
あるよ、と仰る方もいるでしょうが、大抵はデジタルズームです。
これは原理的にはトリミングと同じで、画面の一部を拡大しているだけで、絵は当然荒れます。
とはいっても、元が1000万画素であれば2倍ズームしても250万画素相当はあります。
割り切って使う分には便利な機能です。ズームをかけまくると、画質が悲惨なことになりますのでご注意ください。
ほとんどの携帯・スマホカメラには手ブレ補正機能がありません。
電子手ブレ補正機能を備えたものもありますが、効き目のほうはあまり良好ではありません。
逆に、デジタルカメラにはこれを備えたものが多いのです。しかしこれも過信してはいけません。
補正機能に頼るのでなく、しっかりとホールディングして撮る癖をつけることが何よりも肝心です。特に携帯やスマホは形状自体が撮影用に出来ていないのですからなおのこと。
ボディのお尻、一番安定した部分を手の平の肉厚な部分にしっかり落とし込んで、安定したポジションでの撮影を心掛けましょう。
携帯・スマホカメラはレンズが小さいです。
レンズが小さいということは光を充分取りこめないということです。
しっかり写すためにはシャッターが長く開かれていることになります。
つまり、その分手ブレしやすいということになります。
また、レンズだけでなく、フィルムに相当する絵を焼き付ける部品も小さいので、携帯・スマホカメラは暗い場所での撮影が苦手です。
もしLEDライトのような補助光機能がある機種ならば、多少の足しにはなるので一応お勧めです。
また、フラッシュだと不自然な明るさになってしまう時も多いと思います。
その場合は友達などにフラッシュをつけて撮影対象を明るくして貰い、自分はフラッシュなしで撮るなどの工夫もありです。
以上のように、携帯・スマホカメラには小さいボディと引き換えに、いろいろな弱点があります。
一方では、画素数のように突出した機能も備えているのは事実です。
ですから、その弱点さえ押さえてしっかり撮影すれば、「え? これ、本当にスマホで撮ったの」と言われるほどのキレイな写真が撮れることも事実です。
一方で、エントリー機のデジカメは、上記のような携帯・スマホカメラの弱点を少しずつ改善してあると考えて間違いないでしょう。
ただ、ホールディングのしやすさと、光学ズーム機能は、やっぱり丸きりの別物です。
役割を終えたともいわれることの多い商品ですが、やはり写真に少し興味を持った人ならスマホとは別に1台持っておく価値もあるのではないでしょうか。
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