【シェフ直伝】鶏むね肉を柔らかくする方法!ポリ袋+塩+オリーブオイルだけ
パサパサになりがちな鶏胸肉を柔らかくする調理方法を、恵比寿にあるイタリアンレストラン「emuN(エミュ)」のシェフに教えて頂きました。
グルメな皆さま、「JAPAN RESTAURANT WEEK」はご存じでしょうか?
普段では敷居の高い、名実共に上質なレストランが、リーズナブルな価格でコース料理を提供してくれるイベントです。
レストランウィークは世界各地で年2回開催されていますが、JRW(日本レストランウィーク)は、特に世界でも類を見ない、日本ならではの食文化・洗練されたサービスが享受出来るという有り難いイベントです。
JAPAN RESTAURANT WEEK 2014のサマープレミアムの店舗だった「cuisine francaise emuN」のご紹介と、シェフによる鶏むね肉の調理方法を解説していきたいと思います。
恵比寿にあるイタリアンレストラン、emuN(エミュ)。
アミューズ、前菜、ポタージュ、メイン、デザート、コーヒー&小菓子がついた、いずれも美しい彩りの料理を提供してくれます。
メインの鶏むね肉の料理は、ほんのり頬を染めたような、色白でふっくらしたお肉でした。
これが胸肉?と目を洗われましたが、一口噛んで、今度は目からウロコが落ちました。
ジューシーで、旨みが凝縮されています。
甘味と野性味を感じる一品でした。
こんな鶏むね肉を美味しく調理するコツを、特別に「emuN(エミュ)」の笹嶋伸幸シェフに教えて頂きました。
さて、その前に少し栄養学です。
鳥の胸肉は、羽を動かすところの筋肉です。
そこには「イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)」という疲労回復物質が多く含まれています。
「イミダペプチド」とは、アミノ酸(タンパク質)の一種です。
休みなく泳ぎ続けることが出来るマグロやカツオの尾ひれの部分、また鳥の胸の筋肉の部分というピンポイントで「イミダペプチド」が作られています。
この成分があるので、鳥は羽を使って飛び続けるという離れ業が出来るのですね。
また、抗疲労作用だけでなく抗酸化作用もあります。
1日200mgを摂取していれば、その効果が期待出来ると言われています。
また、胸肉はバランスのよいタンパク質・低脂肪でさらに消化吸収も抜群です。
最優秀な食材と分かってはいても、パサパサで、食卓に上がることが少ないのが非常に惜しいですよね。
家庭でも出来るスーパージューシー胸肉料理法はこちら。
- 胸肉は塊のまま、塩で揉んで、オリーブオイルを少々まぶす
- ポリ袋に入れて密閉
- 58℃位に保ったお湯に、30分程入れておく
この段階で中まで火が通っているので、あとは切って表面だけ焼いたら、誰でも失敗なしの、ジューシーチキンの出来上がりです。
冷凍した場合は、もう一度58℃のお湯で温めて解凍します。
レストランウィークのシェフ直伝・胸肉料理法でした。
せっかくの栄養価の高い食材ですから、調理法を少し変えて美味しく変身させちゃいましょう。
cuisine francaise emuN(エミュ)
〒150-0022 東京都渋谷区 恵比寿南2丁目25−3 2F
tel. 03-6452-2525
http://www.emu-francaise.jp/jrw
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管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。
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