常夏のプール天国・シンガポール!リゾート観光では分からないプールの魅力と役割
こんにちは。ロングステイアドバイザーの永柄です。
私はシンガポールで、海外への移住やロングステイ、教育などを希望される方々に対するアドバイスや駐在員の方々へのファイナンシャルプランニングなどを行っております。
このコラムでは、海外での暮らしや話題、観光スポットの情報、子供の教育環境などについて、皆さまに役立つ情報をお届けしていきます。
はじめての今回は、シンガポールの暮らしに関する話題を取り上げます。
それでは、さっそくお話をはじめましょう。
シンガポールのコンドミニアム(分譲マンション)には、必ずといっていいぐらいプールが設置されています。
私がこちらで生活を始めた頃の疑問のひとつが、「なぜこれほどまでにプールが必要とされているのか?」ということでした。
日本でプール付きのマンションといえば、かなり豪華なイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
赤道直下のシンガポールでは、一年を通じて季節は夏。
昼間はかなり気温が上昇します。
プールに入るにはもってこいの時間帯ですが、平日昼間のプールには人影はありません。
はたしてシンガポールに住んでいる人たちは、どのようにプールと付き合っているのでしょうか。
午後3時を過ぎる頃、学校に行っていた子供達が一斉に学校から帰ってきます。
そうすると今まで静かだったプールが突然賑やかになります。
水着姿に着替えた子供達がいっせいにプールに飛び込むのです。
子供達にとっては、プールはまさに遊び場のひとつ。
公園や広場の存在と同じなのです。
炎天下の屋外で長時間遊ぶことは相当に体力を消耗しますので、プールは遊び場所としては最適な場所なのです。
もうひとつ、遊び場所としての役割以外にもプールが大活躍する場面があります。
スイミングスクールです。
シンガポールでは、水泳のコーチがコンドミニアムのプールに出張してきて水泳を教えてくれます。
プールが運動場に早変わりするのです。
プールを楽しんでいるのは何も子供達だけではありません。
週末になると大人達の姿が多くなります。
デッキチェアに寝そべって本を読む人、日光浴をする人、黙々と泳ぐ人、それぞれに平日に溜まった疲れを癒します。
大人から子供まで、年齢や性別に関わらず、それぞれの方法で楽しむことが出来るのもプールの大きな魅力でしょう。
四季がある日本とは違い、一年を通じて真夏のシンガポールでは、プールの存在が暑さを和らげる癒しの空間を演出してくれます。
プールがあるだけでなぜか涼しげに感じてしまうのです。
つまり、シンガポールではプールはリッチの象徴ではなく、生活にはなくてはならない存在なのです。
そういえば、海の近くで育った私は、これまでずっと海の見える場所で生活をしてきました。
海を見るだけでなぜか安心感があるのです。
シンガポールにおけるプールの存在は、それに近い感覚に似ているような気もします。
日本でも夏本番にはプールに入るかと思います。
皆さまも、思い思いの方法でプールを楽しまれてはいかがでしょうか。
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