イタリアの古都、シエナのスイーツが可愛い♡伝統的な焼き菓子リャチャレッリ&パンフォーテ

執筆者: トスカーナ
はじめに

トスカーナ地方のフィレンツェから、南へ約70kmの中部にあるシエナで暮らしています。


丘陵地帯にあるシエナは、城壁に囲まれ、坂道と石畳が多い中世の街並みが残っています。

世界遺産にも登録されている、美しく落ち着いた街です。

 

7・8月には、12世紀から始まったと言われる競馬の伝統行事、バリオがカンポ広場で行われます。

旧市街を中世の衣装で行進し、歴史を感じるお祭りのため、世界各国から多くの旅行者も訪れています。


観光地としても治安が良く、大聖堂やカンポ広場など旧市街の散策も楽しめます。
ショッピングにおいても、上質の物を扱っている老舗店が多く、納得の品が手に入りますよ。
また、レストランでのトスカーナの郷土料理もお勧めです。

 

今回は、シエナ生まれのお菓子を紹介したいと思います。

 

シエナ発祥の郷土菓子

シエナでは、どこのPASTICCERIA(菓子屋)にも必ずある、2つのお菓子のご紹介です。


リッチャレッリ(RICCIARELLI)

最初は、14世紀に十字軍がイタリアへ戻り、シエナのブオンコンヴェント地域にある修道院に持って来た物を、修道女達が作ったとされています。

そして、1879年にPARENTI(菓子会社)が商品化したようです。



リッチャレッリは、アーモンドの粉、卵白、砂糖で作れているシンプルな焼き菓子です。

食後にデザートワイン(ヴィンサントやモスカデーロ・ディ・モンタルチーノ)と一緒に頂くのが、この地方の食べ方です。


また、リャチャレッリは、旅行者に有名なNANNINI(老舗菓子店)にもありますが、地元の人々はここでCORNETO(クロワッサン)とBOMBOLONE(クリーム入りドーナッツ)を、カプチーノやカフェ・エスプレッソと一緒に立ち飲みするのが定番なのですよ。

 

PANFORTE(パンフォーテ)

こちらは、重量感のある焼き菓子です。

10世紀位から、クリスマスのお菓子として食べられていたそうです。


 

ドライフルーツ(オレンジやメロン)、シトロン、アーモンドやナッツ、バニアシュガー、黒胡椒で作られており、ずっしりとした食べ応え。

 


パンフォーテ・マルゲリータというタイプの物は、当時の王妃(マルゲリータ)がシエナを訪れた際、黒胡椒の入っていないパンフォーテを大変気に入り、その名がついたとされています。

 

おわりに

このお菓子は、各店でオリジナルの味があり、皆、それぞれお気に入りの店で買っています。

 

素朴でいつの時代も変わらない味のお菓子、リッチャレッリとパンフォーテ。

シエナと一緒に、時代を歩んできたお菓子とも言えるでしょう。

 
 コラムニスト情報
トスカーナ
性別:女性  |  

トスカーナ州のシエナ郊外の街でイタリア人夫と猫1匹。
毎日笑いあり怒りあり、アバウトな事ありありのイタリア暮らし。

イタリア生活:ブログ名(イタリアからピアッチェレー)http://soloitalia.exblog.co.jp

 

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