常夏でも長袖ファッション!バリ現地民の気温・気候・服装まとめ

執筆者: KIKO 職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳
はじめに

こんにちは、バリ島現地ライターのKIKOです。

身も心も開放的になる夏、ギラギラと照りつける太陽の下では、カラフルで大胆なファッションが似合います。
トロピカルな柄のリゾートワンピを着て、サングラスをかければもう女優気分。

「南国のファッションは素敵!」と思いきや、バリ島に暮らすローカルは、長袖・長ズボンがデフォルトです。


薄手ならまだしも、基本的に厚手ジャケット。

中には革ジャンやダウンジャケットを着ている人もいますが、常夏なのにどうしてこんな洋服を着ているのでしょうか。 

 

 

バリ島の乾季の朝夕は寒い

気温は軽く30℃を超えている真昼間、ローカルがバイクに乗るときには、必ずといって良いほど厚手のジャケットを着ます。


更には手袋、靴下を履いている人もいますが、これはなんと「寒さ対策」なのです。
バリ島の乾季の朝夕はとても寒いですし、バリ島北部に行けば、雨季でもひんやりとした空気が漂っていますので、ジャケットなしでバイクに乗れば一発で風邪を引いてしまいます。


とはいっても、寒いときの気温で20度前後、一般的に考えればとても寒いとは言えない温度ですが、常夏に生まれ常夏に暮らす彼らにとっては、十分「寒い」温度なのです。 

 

日焼け対策のため

そして同じく大きな理由が「日焼け対策」。
インドネシア人の中でモテる絶対条件は色が白いこと。

日本人もびっくりの執着で、美白・焼けないことにこだわりがあります。


そのため太陽の下に出るとき(ほぼ日中全て)には厚手ジャケットを着て、長ズボンを履いて、手袋をして、ソックスを履いて、そしてビーチサンダルを履き、カバーしきれない場所は日焼け止めをたっぷりと塗るのです。 

 

 

長袖を着ないと日光で火傷をしてしまう

その他には「直射日光対策」もあります。

 

「夏なのに暑くないの?」と思いますが、バリ島は赤道直下の太陽光が降り注ぎます。
直射日光を数十分受け続けると「暑い」ではなく「刺すような熱さ」また「焦がす」という表現がピッタリの、強烈な日差しです。

そのままでは軽い火傷状態になります。
そのため、素肌に直接太陽光線を浴びるよりも、ジャケットを着ていた方が肌に優しく、また暑さも感じにくくなるのです。


バイクを運転する人達は、常に直射日光にさらされていますから、肌を守るためにも厚手ジャケットは手放せないアイテムとなっています。 

 

おわりに

インドネシアでは、小さな頃からこうして厚着をさせられているため、太陽の下で厚手ジャケットを着るのに抵抗がありません。

むしろ、ジャケットを着ない人に対して「ジャケット着ないの?」と驚くくらいですから、それだけ生活の基盤として染み込んでいる習慣なのでしょう。


こうした厚着は乳幼児から始まり、ニット帽にもこもこ厚着のセーター、毛糸のパンツ、全身ファーのような洋服を着せられ、まるでぬいぐるみのようにまん丸になってる可愛い子供達がたくさんいるのです。 

 

 
 コラムニスト情報
KIKO
性別:女性  |   現在地:インドネシア・バリ島  |   職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳

フリーランスライター / 通訳 / 翻訳

留学と旅行で世界各地を回り、辿り着いたのはインドネシア・バリ島。
医学情報サービス会社で企画原稿のライティングを経験、
Webコンサルティング会社でインターネット広告ライティングを担当し
現在はコピーライティング、ポータルサイトのライティング、ウェブメディアのコラムなどを執筆。