登山中、もしも火山が噴火したら?災害時に命を守るための対処法
先日、長野・岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)が噴火し、登山客が被害に遭うというニュースがありました。
この御嶽山は有史以来初めての噴火でした。さらに、通常であれば噴火警戒レベルが上がり、入山規制になる場合が多い中、このように急激に噴火してしまうケースは珍しいようです。
しかし、今回のケースの様に、登山中にもしも噴火が起こってしまった場合、どのように対応するかが生死の分け目にもなりかねません。
今回は、登山中に噴火火災に見舞われた時の対処法についてまとめたいと思います。
日本列島には、北から南まで110の活火山があります。これは世界の約7%にも相当し、日本は火山大国といっても過言ではありません。
そのうち御嶽山を含む47の火山は、頻繁に噴火活動を繰り返したり、火山活動の高まりが見られたりしており、「今後100年程度の中長期的な噴火の可能性」があるとされています。
そのため、気象庁が大学や自治体などと連携し、24時間体制で監視体制を敷いています。
ここで活火山のうち、特に最近の活動度の高い活火山とその地域のうちの一部を挙げてみましょう。
登山を考えている方、または周辺に向かわれる方などは参考にしてみてください。
先程ご紹介した以外にも、日本には噴火の可能性のある活火山が多数存在しています。
登山後に被害に見舞われないためにも、登山を予定している方は、まず事前の確認・準備を怠らないことが重要です。
登山をする方は、まずその山に噴火の前兆があるかどうか、気象庁のホームページなどでしっかりと情報収集を行なってください。
気象庁ホームページのトップページにある「地震・津波 火山」欄から、火山に関する情報を詳しく見ることができます。
もしも噴火に見舞われた際の必需品をいくつか挙げます。
- ハンカチ
- マスク
- ゴーグル
- 手袋
- タオル
- 帽子
火山灰が降るため、マスクやゴーグルで目や口を保護する事が大切です。
もしそれらが無い場合は、濡れたハンカチで口を覆うのも有効です。
手袋や帽子などを装着し、できるだけ肌を守ることも心掛けておきたいです。
登山中に突如噴火に見舞われた際、適切な対処を行なうことで被害を軽減させる事も可能です。
もしもの時に困らないよう、心に留めて置いてください。
噴火が起こった場合、速やかに噴火口や煙から避難することが大切です。
その際には、以下の2点がポイントです。
- 風上に逃げる
- 岩陰や避難小屋に退避する
熱い空気や煙などを直接吸い込んでしまうと、窒息にも繋がります。
火山から身を守るためにも、以下の対処法を実践してください。
- マスクや濡れたハンカチで口を覆う
- ゴーグルなどを着用する
- 火山灰が目に入ったら、こすらずに水で流す
- 手袋、長袖の服、タオル、帽子などを装着し、肌を隠す
今回ニュースにもなった御嶽山のケースのように、火山の予測は難しいものであり、突然に起こることも十分に有り得ます。
この記事を参考に、登山をされる方は十分な準備を持って望んでくださいね。
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