ハチに刺されたときの応急処置と対処法!刺した蜂の種類と症状に応じて病院へ
ハチと一言でいっても、その種類は更に細かく分かれます。恐怖を感じるのはキイロスズメバチ、オオスズメバチあたりでしょうか。
オオスズメバチは大きいものでは4センチ弱ほどのサイズもあり、それに襲われたら…と、考えるだけで寒気がしてしまいますね。
オオスズメバチの毒は他のスズメバチのそれとは違い、痛みだけではなく呼吸器系や循環器系に影響を与える特徴があります。
さて、このようなハチに刺されてしまった場合、まずはどうすればよいのでしょうか。
刺された時に分泌される毒液は、警報フェロモンの働きがあり、他のハチを引き寄せる効果があります。
そのまま現場にいると他のハチの攻撃をうける可能性が高いため、数十メートル離れましょう。
その際、姿勢を低くして静かに逃げることが大切です。大声を出す、手で払うなどすると、ハチは更に警戒を広めて攻撃体制の準備をしてきます。
仲間を呼び寄せないよう静かにしましょう。
頭の毛や目などの黒い部分を隠しながら、地面の近い場所を静かに移動していきましょう。
ハチの目の視界から外れることが大事です。
毒を絞り出すにあたって、口で吸いだすシーンをテレビなどで見たことがあるかもしれませんが、それは危険なので止めましょう。
指でつねって絞り出す、吸引器があればそれを使います。
針が残っている場合ですが、針の中には毒液が残っている可能性がありますので、抜く際はそっと抜いてください。
ハチの毒は水溶性のため、洗うだけでも効果があります。
この時も指などで毒を絞り出すと良いでしょう。
ミツバチなどの小さいハチであればそれほど被害はないと思いますが、スズメバチなどの大型で毒性が強いハチに刺された場合は、アナフェラキシーショックで命の危険を伴うことがあります。
アナフィラキシーショックとは
急性で全身性のあるアレルギー反応のこと。ハチの毒が侵入したときに起こるショック症状が有名で、2回目から起きる確率が上昇する。
冷や汗やめまい、嘔吐やけいれんなどが起きると可能性が高いので、一刻も早く病院へ行きましょう。
たかがハチ、と躊躇せずに救急車を呼びましょう。15分以内にショックが始まることが多いそうです。
1回目だから大丈夫、などと勝手に判断しないほうが無難です。
1回目でも体質によってはそれが致命傷になることもあるからです。
オオスズメバチに刺された場合は、呼吸器や循環器に悪影響を及ぼす独自の毒があるため、動悸や呼吸不全などを起こし始めることがあります。
その際は横になり、足を上げて楽な姿勢を取りましょう。
場合によっては毒が回り、嘔吐や発熱、痙攣症状などを起こす場合もあるそうです。吐しゃ物で気管をつまらせないよう、体を横向きにするなど臨機応変な対応を心がけましょう。
誰か付き添いがいる場合は常に目を離さないこと。容体が急変することもあるからです。
ハチに刺されたら、尿に含まれるアンモニアが効くという話をよく耳にしますが、それは嘘です。
抗ヒスタミン系ステロイド剤を塗り、アレルギー反応を抑えましょう。
頭部を刺された場合は相当な苦痛があるということです。
慌ててしまいますが、冷静に対処しましょう。
ハチに刺されても、虫に刺されたものと扱いを一緒にしてしまう人もいますが、必ず病院へ行って下さい。
また、そのような場所へ行く際は、服装にも注意をしましょう。
白色や黄色、銀色は反応が薄く、黒・赤・青は非常に興奮させる色味だそうです。
カメラや長靴の黒も要注意。
また、香水・ヘアスプレーなども刺激を与えるので避けた方が無難でしょう。
アウトドアでの危険を回避し、快適なレジャータイムを過ごしましょう。
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神奈川県横浜市在住のHamaです。
高校生の息子と夫の3人暮らし。
花粉症と喘息、原因不明の湿疹を糖質制限やサプリメントだけで治すことができ、とっても幸せな春をすごしています。
それからは栄養素について学んでいます。
主婦目線ですが、心のこと、家族のこと、体のこと・・・
色々なことを共有して役に立てていけたらとっても嬉しいです。
よろしくおねがいします。
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