前屈すると腰が痛いなら、腰痛の原因は「腕」かも?整体師が教える腰痛チェック
前に屈むと腰が痛い!前屈で腰の痛みが発生するなら、腰痛の原因は「腕」にあることも…整体師が教える、図解付き腰痛セルフチェック。
こんにちは、梅田整体療院院長の梅田孝男です。
腰痛に限らず、様々な症状でお困りの患者様を最短で治すためには、どのようなアプローチをするのがベストなのか、日々試行錯誤をしております。
同じ腰痛でも、原因が違えば、アプローチを変えないといけません。
今回は、腕の影響が強い腰痛のパターンのお話をします。
椅子に座って前屈すると痛みが減少する人の場合は、主に足のケアが必要です。
では、座位前屈で痛みが変わらない人は、どこに原因があるのか?
それは、主に上半身や腕の影響が考えられます。
他にストレスや内臓などの異常も考えられますが、今回は、腕からの影響の確認方法をお伝えします。
脇の下では、腕・胸・肩甲骨・腰背・肩首からの筋肉が、様々に重なっています。
そのため、あちこちからくる疲労が溜まりやすいポイントになっています。
また、様々な力関係のルートが存在しており、その影響が各所に派生しやすいポイントにもなっていることを、ご存知でしょうか。
今回の場合、椅子に座って前屈しても痛みは変わらないことから、座位前屈でなくてもよいということが言えます。
ですので、座位でも立位でも構いませんので、まずは前屈したときの痛みや動きの具合を確認してみましょう。
その後の変化との基準になりますので、現状の程度をしっかり認識してください。
その後に、脇の筋肉を刺激していきます。
1. 4指から脇の中心に入れます。
2. 手の平と親指で挟むようにします。
3. 腕を下ろして、微小に痛みを感じる程度に筋肉を10秒程度刺激します。
1. 親指から脇の中心に入れます。
2. 4指で挟むようにします。
3. 腕を下ろして、微小に痛みを感じる程度に、筋肉を10秒程刺激します。
皮膚の下の筋肉の存在が分かりますか?
挟み込んだ指先を滑らせると、スルンと指先が何かから外れ、皮膚をつまんだ状態になるはずです。
その「何か」が筋肉です。
手で筋肉を挟んでみて、その周辺の中で痛みの強いところや硬いところを探します。
そうしたら、微小に痛みを感じる程度の圧力を保ったまま、筋肉を揺すったり、もみもみと刺激をしてください。
筋肉の刺激が済みましたら、前屈をしてみてください。
立位で行った場合は立位で、座位で行った場合は座位で、同じ様に前屈します。
ここで、痛みが減る、可動域が広がる、動きがスムーズになるといった場合は、その変化した分だけ、上肢からの影響があるということです。
ですので、脇から指先まで筋肉への適度な刺激やストレッチが、自分でできる自己治療ということになります。
腰痛治療をしていても、患部のみの治療でなかなか改善がない場合、こうした腰以外のところに原因があるということなのです。
腰痛でお困りでしたら、是非セルフチェックをしてみてください。
理学療法士は、日々の仕事の中でこのような現象をよく目にします。
私は腰痛の患者さんには次のようにお話します。
「腰の痛い部分だけに目を向けるのではなく、その他の体の部分を使い過ぎていないか、痛みが出たことについて何か思い当たるフシはないか」
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群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。
2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。
施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/
厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員
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