写真がブレるのはなぜ?ブレない撮り方と、子供を上手に撮影するテクニック
こんにちは、写真家の植田 智香です。
子供の写真を撮影するときの悩みを聞くと、一番多い答えが「ブレる」です。
この「ブレ」を解消する一番簡単な方法はフラッシュを使うことですが、フラッシュを使うと不自然な写真になってしまう事が多いのでお勧めしません。
では、具体的にどのように撮影すれば「ブレ」を防げるのでしょうか?
写真の「ブレ」には大きく2つの種類があります。
撮影者が動いている。
シャッターと押すときの力でカメラが動いてしまうことは実はよくあります。
シャッターを開閉している間に撮影者が動くと、画面全体がブレます。
子供が動いている。
小さな子供は「写真を撮るからじっとして」と言ってもなかなか聞いてくれません。
被写体が動いた被写体ブレでは、動いた被写体以外の背景などはハッキリ写っています。
では上記2つの「ブレ」の原因と対策を考えてみましょう。
手ブレ、被写体ブレの原因は「シャッタースピードが遅い」事にあります。
大まかに言うとカメラはシャッターを「カシャ」っと開閉している間にセンサーに光を取り込むことでその場面を写しています。
この「カシャ」がシャッタースピードが遅いと「カッシャン」になり、その間に自分や被写体が動いてしまうとブレるという訳です。
シャッターを半押しするとカメラの液晶などに「1/○○」という表示が出ますね。
この数字がシャッタースピードです。
一般に手ブレが起こりにくいとされている標準値が「1/125秒」です。
(走り回る子供を撮影するときは1/500秒くらい必要です)
ですので、この「1/○○」の数字が125よりも大きくなっているか意識しましょう。
シャッタースピードは暗い場所では遅くなるので、子供の写真を撮るときは明るい窓際や屋外で撮ると間違いないでしょう。
自分で設定をいじれるようになると、暗い場所でもシャッタースピードを早くする方法もありますが、初心者の方はまずは明るい場所での撮影をお勧めします。
また、手ブレの原因は「自分が動いている」事にありますので、カメラを構えるときは脇を締めて腕は身体からあまり離さないほうがブレにくくなります。
テーブルや柵など、身近にあるものに肘をついて固定するのもいいですね。
シャッターを押すときは息を止めるくらいの気持ちで、自分が動かないように意識してみてください。
では、ブレてしまった写真は=失敗写真なのでしょうか?
ブレも効果的に使うと躍動感や臨場感を演出してくれるスパイスになります。
子供を撮影するときにはあまり神経質にならず、ブレも楽しめるといいですね。
落ち葉を舞い上げる子供。
舞い上がった落ち葉と子供の手がブレて写っていることで、躍動感が出ていますね。
シャッタースピードとブレの関係、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
子供の成長は早いもので、あっという間に大きくなります。
カメラに苦手意識を持たず、「習うより慣れよ」の精神で、
ママにしか撮れない、ママだからこそ撮れる一瞬をたくさん残してくださいね。
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ママと一緒、フォトサロン「フォトグラフ*カフェ」代表
大阪市でマタニティフォト、ベビーフォト、キッズフォトの撮影を中心に、ママカメラマンとして活動しています。
女性向けの一眼レフ講座やプロフィール撮影、子供服のカタログ撮影、ご自宅や公園への出張撮影、七五三やお宮参りへの同行撮影も行っています。
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