1100℃のガラスを操る、吹きガラスの美麗世界!作り方の特徴と製作工程を紹介 (2/2)

執筆者: 水口 智貴 職業:吹きガラス作家

5.

底の部分を成形し、ポンテ竿と呼ばれる、穴の開いてない棒に移す。

 


6.

吹き竿に付いていた部分が切り離され、穴が開いて、飲み口になる部分になります。

 

 

7.

広げるとグラスの完成。

 


作品は、これに色や模様など装飾していく手間と技術が必要になってきます。

おわりに

吹きガラスは、ガラス分野の中でも食器を制作することに向いている技法ですが、花器やオブジェなど、様々な物が制作できます。

作家の閃き次第で、クリアな物からガラスに見えないような物まで作ることができます。

表現の奥の深さもまた、ガラス作品の魅力の1つです。

 
 コラムニスト情報
水口 智貴
性別:男性  |   現在地:倉敷市広江2-13-33  |   職業:吹きガラス作家

岡山県倉敷市で吹きガラス工房「ぐらすたTOMO」を運営しています。
工房では、吹きガラス体験などガラスにふれあえる様々な体験をして頂けます。
HP>http://www.glass-minakuchi.com/

食器からオブジェなど、独自の表現を使い制作した作品を、定期的に開催する個展で発表しています。

18歳からガラスの魅力にとりつかれたままです。