1分で出来る腹式呼吸の仕方!トレーニング効果で体調やメンタルを整えよう

執筆者: colonna
はじめに

大人の趣味で、常にランキングの上位にカラオケが入ります。
大声を出すことと、腹式呼吸がストレス解消に効果的で、カラオケを歌った後にスッキリする人は多いはずです。


そこで、今回は歌う時に必要な、腹式呼吸に関してお話しいたします。

 

 

腹式呼吸とは

腹式呼吸という呼吸法の効果を知ることで、メンタルタフネスとセルフコントロールにおいて、思いもしないような、素晴らしいメリットを得ることができます。

私たちの身体は、無意識に何度も呼吸を繰り返しており、そこから酸素を得て生命の活動を維持しています。

しかしこの呼吸には、酸素を取り込む以外にも非常に重要な役割があるのです。

 

腹式呼吸でメンタルトレーニング

多くのトップアスリートが腹式呼吸を身につけ、本番に臨む前に呼吸を非常に大切にしています。

それは腹式呼吸こそが、緊張や自信や冷静さ、心の平穏や身体のコントロール感覚を取り戻し、確固たる意思を行動に反映させてくれるものだからです。

 

自律神経と呼吸の関係

腹式呼吸のことを知るには、まずは呼吸の役割からです。

 

そもそも人間が、意識をせずとも呼吸を繰り返していられるのは、身体にある「自律神経」の働きによります。

これは呼吸だけではなく、血流や発汗、瞳孔の収縮、内分泌なども司る重要な神経です。

 

自律神経失調症という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは自律神経の働きが狂ってしまった結果、身体が生命活動をうまく運営できなくなり、体調を崩してしまう症状のことなのです。

 

交感神経と副交感神経

自律神経には交感神経と副交感神経があり、お互いがそれぞれ働きの強弱を譲り合って活動しています。

活動が活発なときは交感神経が働き、発汗や血流が促され、呼吸は浅く荒くなる傾向にあります。

 

ケンカや戦争などが起こると、交感神経が反応して戦闘状態に入るわけです。

逆に活動が落ち着いている時は、副交感神経が優位になり、身体的な活動は穏やかとなってリラックスした状態になります。

 

呼吸の深さでリラックス度合いが変化

また、これは逆に表現することができ、交感神経が優位になると呼吸が浅くなりますが、副交感神経が優位な状態でも、呼吸を意図的に浅くすると、なんと交感神経が優位になってしまいます。

これは相互に影響しあう現象なのです。

 

つまり活動が活発になっていないとき、リラックスしようと思って休んでいる時にも、呼吸が浅い状態だと身体が勘違いをしてしまい、交感神経が優位に働いてしまいます。


多くの人は日常的に呼吸が浅くなってしまっているため、身体は交感神経を大いに働かせています。本来なら休息しているときでも、身体自体は活発な動きに対応するモードに入っています。

これによって体調を崩したり、コンディションを整えられなくなってしまうのです。

 

腹式呼吸の効果とメリット

自分の呼吸を深いものにすることで、副交感神経を意図的に優位にし、自律神経の働きを自分で調整しようとするのが、腹式呼吸の主な狙いです。

 

酸素を多く取り込むことによってストレスレベルは減少し、代謝や血流は正常になり、大きな声を出すことができるようになって、内蔵が正常な位置に戻るため姿勢さえもよくなります。

身体をよい状態に保つために、しっかりとした深い呼吸をすることが非常に効果的なのです。

腹式呼吸のやり方
  1. 背筋を伸ばし、鼻から息を大きく吸い込みます。このとき、お腹を膨らませましょう。
  2. 口からゆっくり息を吐き出します。このとき、お腹を凹ませましょう。
  3. 1日5回程度行い、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
おわりに

人間が興奮状態にある時に「落ち着け、リラックスしよう」と意思の力で解決しようとしてもうまくはいきません。

そういうときは身体の調子自体を変えてしまうことで、メンタル面での安定を手に入れることができます。