海外でダイビングインストラクターになるには?費用・資格・試験の手順

執筆者: まつもと まり 職業:ダイビングインストラクター(PADI IDCスタッフインストラクター)
はじめに

海外で働きたいと思っていてもインターネットで募集広告を見つけると、企業の提示する条件にあるのはTOICEの高点数、短大卒以上、または特別なスキルでの募集など、簡単に仕事を見つける事は難しく、募集ページを閉じてしまう人が殆どではないでしょうか。


比較的簡単に、英語能力も簡単な日常会話程度で海外で働く方法として、「スキューバダイビングのインストラクターになる」という道があります。


 

今回は海外で、スキューバダイビングのインストラクターになる為の、資格を取る方法のご紹介です。

 

幅広い年齢層のインストラクター

実際、海外で働く事を目的としてダイビングのインストラクターコースを受講する人は多く、年齢も20代から50代までと様々です。


50代のインストラクターでも、働く国の環境によっては十分現役として働く事が可能です。

 

PADIでかかる費用と流れ

PADI(世界最大シェアの指導団体)のダイビングインストラクターへなる為に必要な費用ですが、バリ島タイなど、アジアのダイブリゾートで受ける場合のコース代は(ショップにより異なる)、試験代、申請料、教材費などでおおよそ40万円になります。


海外で受けるインストラクターコースの日数は、16日間前後が一般的で、その間にインストラクターとして必要なスキルや学科を学び、専門の試験管による試験に臨みます。

 

途上国でIDCを受けよう

物価の安いバリ島やタイ、フィリピンなどでIDC(インストラクター開発コース)を受ける利点は、ホテルや食事が安いので、16日間のインストラクターコース中の滞在費用が安く済ませる事が出来るという事にあります。

 

また、コース自体は日本人コースディレクターが担当しますが、実技の勉強は英語で受講する欧米人と一緒に学ぶ事も多いので、自然と外国人との交流の仕方も覚え、今後海外で働く上で必要なコミュニケーション能力を付けることも可能です。

 

インストラクターになる為に必要な資格

PADIのインストラクターコースを受ける為に必要な資格は、以下の通りです。


  • コーススタート時点で、18歳になっていること
  • PADIダイブマスターの、認定を持っていること
  • 100本のダイビングログ


プロコースを実施しているショップでは、ダイビング留学という形で長期滞在し、ダイビングの最初の認定オープンウォーターコースから、インストラクターコースまで一貫して教えるプログラムもあります。


留学してみたい国のダイビングショップに問い合わせてみるといいでしょう。

 

ダイビング初心者でも大丈夫

ダイビングはファンダイブ程度でしか経験がない、体験ダイビング程度という方が多いと思います。


そこからプロになるというのは想像も付かない、またはハードルが高いと感じるかもしれませんが、プロに進む為の道はしっかりとマニュアル化され、確実に一歩ずつ前に進むことが出来るので、それ程難しいものではありません。

 

 

おわりに

それほど敷居が高くなくなった、という人が多いのではないでしょうか。


海外で働いてみたい、南国が好き、海が好き、アクティブに動くのが好きという方には、ダイビングのプロとして海外で働いてみる、という事を考えてみてはどうでしょう。

 
 コラムニスト情報
まつもと まり
性別:女性  |   現在地:バリ島 デンパサール  |   職業:ダイビングインストラクター(PADI IDCスタッフインストラクター)

バリ島サヌールにある、PADI ダイブセンターとして最高ランクPADI CDC(キャリア・デベロップメント・センター)の認定を持つ、日本人コースディクター常駐の「バリ・クリスタルダイバーズ」http://cd-taka.com/にて、IDCスタッフインストラクターとしてインストラクターコース指導の経験を積みながらバリ島に住む事4年目に突入!
「ひとりでバリばっか」http://blog.livedoor.jp/barimari55/毎日更新中!!

 

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