熟年離婚を防止する「卒婚」とは?老後を楽しむ新しい夫婦のカタチ
こんにちは、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎ はるみ)です。
皆さんは、「卒婚」という言葉を聞いたことがありますか?
子供が独立し、定年を迎えた熟年夫婦が、お互いを尊重し合い、婚姻関係を持続したまま“同居”にこだわることなく自由に生活していくライフスタイルです。
一般的な別居と大きく異なる点は、夫婦の“絆や信頼関係が崩れていない”というところです。
通常、別居に至る夫婦の場合、どちらか一方が相手に対して大きな不満があったり、信頼出来なくなってしまったりして、離婚を前提に別居する夫婦がほとんどです。
しかし「卒婚」は、別々の場所に住んでいても、時間が合えば一緒に食事をしたり、買い物に出掛けたりもするし、お互いを思いやる気持ちは“結婚生活”をしている時と変わりはないのです。
子供が独立し、夫も定年退職を迎えると、当たり前ですが夫婦2人で過ごす時間が増えます。
今までの妻は、昼間の時間を家事や育児の他、友達との付き合いや自分の趣味の時間などに使い、自分の生活のペースが確立している人がほとんどです。
そこに、定年後の夫が加わることで、大きなストレスを抱えてしまう妻も増えています。
一緒に過ごす時間が急に増えることで、お互い何かを我慢することが多くなり、大きな喧嘩になった挙句、“離婚”に至ってしまう熟年夫婦も少なくありません。
今まで共有してきた沢山の想い出を、これからも一緒に語り合えるのは“夫婦”しかいないはずです。
完全に相手のことを嫌いになって“離婚”する前に、「卒婚」について夫婦で一度話し合ってみては如何でしょうか?
熟年以降の日常を、過剰なストレスを受けることなく、自由に好きなことをしながら過ごすことが出来れば、健康的で長生きにも繋がります。
お互いを尊重してあげることで、例えば夫は、昔からの夢だった田舎で無農薬野菜を育てながら生活、妻は都会の自宅で夫の育てた野菜を使ってお料理教室を開く、なんてことも可能なのです。
「卒婚」という新しいライフスタイルを実現するためには、夫婦お互いが納得し合えることと、子供達にも、自分たち夫婦が人生を楽しむために選んだ前向きなライフスタイルだということを理解してもらうことが大切です。
他人から見たら、なかなか理解されにくいところもあるかも知れませんが、自分の人生ですし、自分たち夫婦で決めたことなので気にすることはありません。
「夫婦」と、一括りにされがちですが、元を正せば“個人と個人”です。
気持ちが繋がっていれば、どんな“カタチ”を取ろうが「夫婦」であることに間違いないのだから、もっと自由に楽しく「夫婦」を創りあげていければいいのではないかと思うのです。
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「HaRuカウンセリングオフィス」代表
NPO法人 日本家族問題相談連盟認定カウンセラー
現在までのカウンセリング・相談数は、累計6000件以上。
美容、毛髪カウンセラーとして10年以上「髪の悩み」を持つ人達の相談を受けてきた。
相談を受けているうちに「髪の悩み=心の悩み」であることに気付き、その中でも、夫婦や家族の問題・男女関係・人間関係のストレスが大きな要因となっていることを知る。
また、銀座のクラブでのホステス経験があり、「究極の接客業」を学ぶと同時に、男女の様々な人間模様を目の当たりにしてきたことも現在の仕事に役立っている。
【メディア実績】
テレビ朝日「スーパーJチャンネル」
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」
イギリスBBCラジオ
夕刊フジ
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