心の赴くまま指を動かす快感♪パステルアートの癒し効果とは
こんにちは、パステルアーティストのくろだ美由紀です。
今回は、短時間で癒し効果を体験できると話題の「パステルアート」についてお話します。
パステルは、粉末の顔料を最小限の水性糊材で固めた画材です。
美しい発色、やわらかな風合い、そして即写性が特徴です。
定着力が弱いため、仕上がった作品にフィキサチーフ(定着液)をかける必要があります。
パステルには、いくつかの種類があります。
顔料を少量の乾性油やワックスで固めています。
ドライタイプのもの、一見、チョークのような感じのもので、顔料の接着剤の量の違いが、固さの違いとなっています。
ドライタイプのものが、ケースに詰められたパステルです。
一見、ほほ紅のような感じに見えます。
左)ハードパステル、右)ソフトパステル、下)パンパステル
なお、主に使われることの多いハードパステルの特徴は、以下の通りです。
ハードパステルは、硬質な感じがあり、そのまま細い線も描くことができますし、カッター等で削ると粉状にもできますので、それを指でぼかしたり、色を伸ばして着色する表現も可能です。
細かな作業と面塗りなど、両方のことができるので、非常に便利です。
仕上がりは、柔らかいタッチの作品ができます。
また、消しゴムを使うと消せる利点があり、やり直しが簡単にできます。
失敗を恐れず、何度でもやり直せるということが安心感にもなり、のびのびと表現できることに繋がります。
粉状にしたパステルを自分の指に取り、画用紙に伸ばしていきます。
自分の指で色をクルクル伸ばしていく動作は、不思議に心地良いものです。
筆等と違って「自分で描いている」という実感も伴ってきます。
沢山の色を自分で使う機会は、普段はなかなか無いので、心がウキウキします。
パステルアートには、カラーセラピーの効果もあるようです。
塗りながら指を動かす動作は、自分の心のマッサージのように、心が段々とほぐれていきます。
子どもたちの中には、夢中になりながらも、その心地よさからウトウトする子もいます。
パステルを塗りながら、自分と対話し、それを再現していく作業をしています。
- 「この色が好きだな」
- 「トントン叩きながら塗るのも面白い」
- 「今日は、赤が気になるから使ってみよう」
- 「消しゴムで思いっきり消してみたい」
その時の自分の気持ちを聞いてあげながら描くというのは、自分の思いを大切にしてあげることに繋がっていきます。
このように、自分と対話しながら、形にとらわれず、心のまま、指が動くままに塗るだけで、作品が出来上がります。
描き終えた後には、充実感に満たされます。
パステルアートは、ふんわりとやわらかいイメージがあるかも知れませんが、型を使えば、細かな作品を創ることも可能で、自由自在に楽しめます。
パステルは、自分の中にある「表現したい」という気持ちを満たすのに、非常に適したツールです。
ありのままの自分を出す喜びを感じてみませんか?
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私立保育園保育士として、25年勤務。のべ200人以上
の0歳~就学前までの子どもとかかわる。
「ママの笑顔は子どもを幸せ」をモットーに癒しのア
ートセッションを提供しながら創作活動をしている。
保育士・幼稚園教諭免許保持・日本パステルホープア
ート協会公認 正インストラクター・保育カウンセラ
ー。アートセラピスト。
ルーテル学院大学付属 人間と成長とカウンセリング
研究所 カウンセラートレーニングコース修了
株式会社 カルチャーセンター 調布カルチャーセンターにて
にて絵画指導講師として活動中
HP :http://lucepastel.com/ (ルーチェパステルで検索)
ブログ:http://ameblo.jp/kiraramiyuki07/
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