ローフードで毒素排出&代謝アップ!酵素を効果的に取り入れてみよう♪ (1/2)

執筆者: 野口亜希子 職業:ヘルシー料理研究家
体の中から健康に♪ ローフードのすすめ

こんにちは、ヘルシー料理研究家の野口亜希子です。

毎日の身体は食べるものでできています。

 

1985年からブレイクしてアメリカを中心に流行をみせている「ローフード」。

今回は、ローフードについての基礎をご紹介します。

 

 

ローフードの定義
ローフードとは、加熱をせずに調理した食事のこと

ローフードは、「Raw Food」と英語で書き、生の食事のことを指します。

スローフードと混同されたり、カロリーが低い「Low Food」と勘違いされたりしますが、「生」の意の「Raw Food」です。

 

つまり、加熱をせずに調理した食事のことを指し、一般的に48度以下で調理します。

 

48度以下で調理する理由

なぜ48度かというと、生の食物が持つ栄養素のひとつ、酵素が壊れない温度だからです。

酵素は、身体の中で私たちの生命活動をサポートしてくれている、とても大事な栄養素のひとつです。

 

48度以上に加熱して調理すると、酵素が壊れてしまいます。

つまり、日本人に馴染みがあって昔から食べられている味噌汁、肉じゃがなどは、実は酵素が壊れているのです。

 

酵素が大切なワケ

酵素は私たちの身体の中で、生命活動の根幹を担ってくれています。

息をするのも、筋肉を動かすのも、思考するのも、すべて酵素のおかげです。

 

車で言うと、エンジンのようなもの。

いくらガソリンを積んで、プロ並みのドライバーが車に乗っていたとしても、エンジンがなければ車は動きませんよね。

車にとってエンジンが大切なように、人にとって酵素も大切なのです。

 

食物の酵素と、身体の中の酵素の働きについて

食物の中に含まれる酵素は、「食物酵素」と言われ、加熱することで壊れてしまいます。

加熱せずに Raw Food で食べることで、酵素が摂取できることが分かったと思いますが、これらの酵素は、私たち人間の中でどう働いてくれるのでしょうか。

 

実は、私たち人間の中にも酵素があり、身体の中で作ることが出来ます。

体内の酵素は、大まかに分類すると「消化酵素」と「代謝酵素」の2つに分けられます。

 

消化酵素

私たちが食べた物を消化する酵素です。

例)アミラーゼ、ペプシンなど

 

代謝酵素

消化酵素以外のあらゆる生命活動を担う酵素です。

例)筋肉を動かす酵素など

 

消化酵素を沢山作る必要があると、代謝酵素を作る余裕無し

私たち人間の身体で作り出すことができる酵素の量には、限界があります。

つまり、消化に負担がかかる食事ばかりしていると、消化酵素をたくさん作る必要があって、代謝酵素を作る余裕がなくなってしまいます。

 

代謝酵素が不足すると、毒素が体に溜まって病気に!

代謝酵素は、私たち身体にたまった毒素を排泄したり、細胞の作り変えなどにも関与しているので、代謝酵素が不足すると、新陳代謝が滞ったり、毒素が体に溜まったままになったり、これがひいては病気の原因になると言われています。

 

消化酵素を節約するために、「食物酵素」の力を借りる

そこで、Raw Food の食物酵素を摂ることが望まれます。

食物酵素は、体内において消化酵素と同じような働きをしてくれるため、食物の消化を、その食物に含まれていた食物酵素によって行ってくれるのです。

 

消化酵素が節約されれば、その分、代謝酵素に余裕が

結果、身体は消化酵素を作る必要がなくなり、その分代謝酵素を作ることができるため、正常な新陳代謝、毒素排泄が行なわれ、エネルギーに満ち溢れた生活を送ることができるのです。

 
 コラムニスト情報
野口亜希子
現在地:愛知県  |   職業:ヘルシー料理研究家

名古屋市でヘルシークッキングスタジオ「ベジビーオ」を運営しています。
ローフードや雑穀を中心に、マクロビ、薬膳なども学んでいただける教室です☆
http://vegebio.kitchen-library.com

<保有資格>
日本リビングビューティー協会認定 ローフードマイスター愛知北部校
ローフードマイスター1級 雑穀アドバイザー 薬膳インストラクター
ヘルシーフードマイスター

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