子育てにイライラ、子どもに怒鳴る…育児中の怒り対処法「アンガーマネジメント」とは

執筆者: 小渕あさこ 職業:心理カウンセラー(臨床心理士)
はじめに

こんにちは。心理カウンセラーの小渕あさこです。

 

「今日も子どもに怒りすぎてしまった」、「子どもと居ると、しょっちゅうイライラする」と、毎日の子育てがイライラと怒りで一杯のお父さん、お母さん、多いと思います。

 

不要なイライラから解放されよう

子育て中にイライラしない人はいないと思いますが、ちょっとしたコツを掴む事で、不要なイライラから解放されるのも事実です。

「今日からもう怒らない」などと力んでしまうと、かえってイライラが募る事もあるのではないでしょうか。

 

子育て中の怒りと上手に向き合い、マネジメントする心理技術、アンガーマネジメントをご紹介します。

 

 

自分の怒りをみつめよう
怒りを理解する

怒りのコントロールが難しいのは、自分の怒りについて深く理解していないから、という事が一つの理由として上げられます。

 

怒る理由を考える

「どんな事で怒りますか?」とアンガーマネジメントセミナー参加者のお母さん達に質問すると「具体的には思い出せないが、とにかくしょっちゅう怒っている」という方が少なくありません。

 

どの様な事に対して、どの位怒っているのか。

行動を変えていく為には、これを把握する事がまず必要です。

 

自分が最近イライラした事、怒った事について書き出す

日付と具体的な出来事をまず書いて、出来たら自分の気持ち、相手にして欲しかった事も付け加えて下さい。

小さな事、軽くイラっとした事から、大きく爆発した怒りも書いてみます。

 

これは「怒りの日記」(アンガーログ)という物で、アンガーマネジメントの基本になります。

怒りを見える化しよう
点数を付ける

日付や具体的出来事が書けたら、次にその怒りに点数を付けます。

「怒りの温度を測る」のです。穏やかな状態を0「人生最大の怒り」を10として、点数を付けましょう。

 

 

毎日続ける

「何度も注意したのに子どもが牛乳をこぼした−4」、「子供が公園からなかなか帰ろうとしないー3」などです。手帳やカレンダーなどに書くのも良いですし、できるだけ毎日続けて書きとめていきます。

 

すると、自分の「怒りのツボ」が見えてきます。

つまりどんな事で怒るのか、どんなタイミングで怒るのか、パターンが分かるのです。

 

また、怒りやイライラには1〜10までの幅があるという事も、目に見えて実感する様になります。

おわりに

アンガーマネジメントは、ダイエットやスポーツのように、繰り返し実践する事で身に付く心理トレーニングです。コツコツ継続する事が何より大切です。

 

これからアンガーマネジメントの様々なテクニックや考え方を紹介していきますので、楽しみにしていて下さいね。

 
 コラムニスト情報
小渕あさこ
職業:心理カウンセラー(臨床心理士)

心理カウンセラー(臨床心理士)
青葉台カウンセリングルーム代表
アンガーマネジメントファシリテーター

はじめまして。心理カウンセラーの小渕あさこです。
子育て、家庭、職場…あらゆる人間関係で大切のは、自分のネガティブな感情と向き合い、上手くつき合うこと。
それは自分自身と家族、周りの人を幸せにし、メンタルヘルスを向上させるでしょう。
その秘訣をお伝えしていきます!

ブログ イライラしない子育てへの道☆ http://ameblo.jp/ambo-ambo/
青葉台カウンセリングルーム http://www.aobadai-counseling.com/

 

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