初心者向け、相撲の基本用語31選。用語を知って相撲観賞を楽しもう! (1/2)

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
知っておきたい、基本の大相撲用語(あいうえお順)

テレビで大相撲中継を見ているとき、その解説に出てくる言葉の意味が、よくわからないことはありませんか?

 

今回は知ればもっと面白くなる、よく使われる相撲用語をご紹介します。

 

◆あ行
●いなす

かわす。

出てくる相手力士を受け止めず、左右に身をかわし攻撃をうまくかわすこと

 

●大銀杏(おおいちょう)

十両以上の力士が結う髪型のこと。

マゲの先がイチョウの形になっていることに由来。
関取でも本場所や巡業など正式なときのみ結う髪形で、稽古など普段の時は普通の丁髷(ちょんまげ)。

 

 

●おっつけ

「押しつける」に由来する相撲の技のひとつ。

差そうとする相手のうでを、おさえてささせないようにすること。

 

●恩を返す

稽古をつけてもらったり世話になった先輩力士に、本場所で勝つこと。

 

◆か行
●かいな

腕のこと。

 

●角界(かっかい)

すもう(とり)の社会。

 

 

●かわいがる

上位力士が下位の力士に、厳しい稽古をつけ鍛えること。

 

●決まり手

勝負が決まった時の手(技)。

 

●金星(きんぼし)

平幕力士が、横綱を倒したときの勝ち星。

 

●黒星(くろぼし)

相撲において負けを黒星、勝ちを白星(しろぼし)という。

 

◆さ行
●さがり

まわしについている、紐のようなもののこと。

化粧まわしを簡略化したもの。

 

●差し違い

行司が誤って、負けた力士に軍配をあげること。

 

 

●差し手

相手のわきの下に差し込んで組む手(手法)。

 

●三賞(さんしょう)

殊勲、敢闘、技能の三つの賞のこと。

昭和二十二年より制定。

 

●三役(さんやく)

大関・関脇・小結の総称。

横綱をふくめる場合もある。

 

●四股名(しこな)

力士としての呼び名。

 

●初日(しょにち)を出す

その場所で、初めて白星をあげること。

 

●砂かぶり

土俵のすぐそばの見物席。

土俵の砂をかぶることに由来。

 

●蹲踞(そんきょ)の姿勢

つま先を立てたままで深く腰をおろし、ひざをひらき体をまっすぐにする姿勢のこと。

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

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