トイレ掃除したくない人向け!嫌~なトイレ掃除が楽になるテクニック

掃除をしたくない場所の代表といえば「トイレ」。トイレ掃除をしたくない人向けに、臭いの原因と正しい掃除の順番を解説します。

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
トイレ掃除、できるだけ簡単にしたい!

家の掃除で一番やりたくないところと言えば、やはり「トイレ」と答える方が多いのではないでしょうか。
一人暮らしをしていて使うのが自分だけならまだしも、パートナーや家族、ルームシェアなど、自分以外の人がいると汚れもみるみるひどくなり、ますます掃除するのが嫌になってきます。

嫌なトイレ掃除ですから、できるだけ簡単にしたい。
それには、臭いの元の確認と、手順をおさえておくのがポイントです。

 

 

ニオイの原因は、便器の外にある!

そこそこ掃除をしているのに、便が便器に付着しているわけでもないのに、トイレが臭うのはなぜでしょう?
ニオイの原因は、意外にも便器の中ではなく、外にあります。
これは、目に見えないので見落としがちです。

 

トイレが臭うようになる理由は、以下の3つが考えられます。

 

臭う理由1「立って用を足している」

男性が立って用を足すと、どうしても尿が便器の外に飛び散ってしまいます。
水たまりより手前の水の溜まっていないところをめがけてする、あるいは一番奥の方をめがけてする癖がある場合は要注意。

飛び散りは、さらにひどくなります。


便器の外側、周囲の床は勿論、意外なことに、壁にまで尿のしぶきは飛んでいます。
飛び散った尿が放置されると、そこに雑菌が繁殖し、尿素を分解するときにアンモニアが発生します。
これが、トイレの悪臭(アンモニア臭)最大の原因となります。

臭う理由2「ふたを閉めずに流している」

男性だけでなく、女性の何気ない使い方も注意が必要です。
ふたを閉めずに水を流すと、尿便の菌が何メートルも飛び散ると言われています。
黄色ブドウ球菌、大腸菌、ノロウイルスなど、中には健康を害する怖い菌が検出されることもあります。
菌の飛散によってトイレが菌の温床にならなるのを防ぐために、ふたを閉めて流すよう心がけましょう。

臭う理由3「溜まったホコリの中で菌が増殖している」

トイレットペーパーの紙かすが出たり、服の上げ下ろしを行ったりするトイレは、ホコリがとても溜まりやすい場所と言えます。

飛び散った尿から発生する雑菌は、ホコリにも付着しやすく、ホコリの中でさらに増殖します。
そして、ドアを開け閉めすると、狭い空間内でホコリが空中に舞いやすく、菌がついたホコリを吸い込む可能性が高まります。


ホコリを見つけたら放置せず、すぐに掃除を実践しましょう。

 

臭う理由4「トイレ内のファブリックが臭いを放っている」

便座カバーやスリッパなど、トイレ内に布製品を置いていると、どうしてもその布に尿や雑菌が付着して臭いの原因になります。

掃除が大変ですので、できれば置かない方がよさそうです。

トイレ掃除はどんな順番で行っていくのが正解?

まず便器の中を洗い、そのあと周辺という方も多いのではないでしょうか?

実は、逆です。
最初にトイレ用洗剤をふりかけて放置している間に、汚れの軽い周囲から始めます。

 

トイレ掃除のコツ
まずは、上から下に。
次に、汚れの軽い場所から。

 

例えば、この順番で…

上のコツを踏まえ、掃除の順番の一例をご紹介しましょう。

 

  1. ドアノブ
  2. 壁(上から下に)
  3. ペーパーホルダー周辺
  4. 水洗タンク
  5. ふた
  6. 便座
  7. 便器
  8. 便器の外側
  9. スリッパの裏

 

トイレ掃除の忘れがちなポイント
 スリッパの裏をキレイにするのをお忘れなく

飛び散った尿を踏んでいるので、トイレのスリッパの裏はかなり汚れています。

 

便器の根元や床は念入りに

便器の根元や床は、男性のいるご家庭では特に入念に掃除しましょう。

 

トイレの後に手を洗わない人いない?

家族の中でトイレの後にいつも手を洗わない人がいれば、ドアノブは最後に拭くなど、順番を変えたほうがいいですね。
確認してみると、「大なら洗うけど、おしっこだけなら洗わない」というような、意外に手を洗わない人が潜んでいるかもしれませんよ。

 

汚れや臭いがひどくなる前にトイレ掃除をしよう

こまめに掃除すれば、臭くて嫌なトイレにはなりません。

汚れや臭いがひどくなければ、掃除に取り掛かるスタートダッシュも、気が楽になることでしょう。

 

トイレが家中で一番キレイで居心地良い場所になりますように。

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

はじめまして
Latteでは音楽や古典芸能、暮らしのコラムを書いています。
どうぞよろしくお願いします♪