幼児教育=お受験じゃない!「褒めて伸ばす子育て」で重要な2つのポイント

執筆者: 大塚義也 職業:カウンセラー
幼児教育の重要性について

こんにちは、スクールカウンセラーの大塚義也です。

 

スクールカウンセラーとして、小学校・中学校・高等学校でいろんな児童生徒の面談を行っていますが、「保護者(家庭)さんがしっかりしていると、やっぱり子どももしっかりしているな」というのが正直な感想です。

子育ては本当に大変ですよね。

しかし重要なのは、幼児期です。

 

正しい幼児教育を行うと、今後の子育てがラクに

言い方を変えると、幼児期の子育てというのは非常に重要で、この時期に正しい子育てを行うことで、それ以降の子育てがとても楽になるのです。

 

幼児期の教育次第で、人はどうにでも育つ

ある心理学者がこんなことを言ってます。

私に産まれたばかりの赤ちゃんを預けてくれれば、「警察」・「泥棒」・「詐欺師」どんな大人にでもしてみせます。


つまり、幼児期の教育次第で、人はどうにでも育つということなのです。

さすがにそこまで単純ではありませんが、でもそれぐらい幼児教育というのは重要です。

 

 

正しい「幼児教育」とは?

「幼児教育」という言葉はテレビや雑誌などいろいろ使われているので、聞いたことがある方も多いと思います。

ですが、どのようなことを指すのか、その内容についてまでは、詳しく理解されていない方もいらっしゃるかもしれません。

 

「幼児教育=お受験」ではない

「幼児教育」と「お受験」を混同している方も見受けられますが、決して「幼児教育=お受験」ではありません。

お受験の場合は、早くから知識や技能を習得させることを目的としています。

 

「子どもの心を育て、自己肯定感を高める」こと

ここで言う幼児教育というのは、「子どもと触れ合いながら、子どもの心を育て、自己肯定感を高める」ということです。

つまり『結果ではなく、その過程を褒めること』が目的なのです。

 

 

結果は二の次。チャレンジや努力を認めて褒めよう!

子どもはまだまだ成長途中です。

できなくて当然です。

だから、チャレンジします。

 

「努力を認める」「チャレンジを認める」など、褒める機会を作ることが目的なのです。

もちろん「できた」時には、それも褒めてあげればいいでしょう。

 

「幼児教育」を成功させるコツ

では、具体的に、幼児教育とは、どのようにすれば良いのでしょうか?

 

そんなに難しく考えなくても大丈夫です。

ポイントは次の二つです。

「褒めることが目的」を忘れずに

幼児教育の目的は自己肯定感を高めてあげることです。

自己肯定感を高めるためには褒めることが一番です。

 

つまり「できるためではなく、褒めるために幼児教育をやってる」と目的をハッキリさせていれば、「褒めよう」という意識で子どもをみることができます。

「子どもの気持ち」を大切に

特に気をつけて欲しいのが、「子どもの気持ち」です。

 

親は、ついつい自分が子どもの時にやりたかったことを、子どもに押し付けてしまいがちですが、大切なのは子どもの気持ちです。

 親も子ども同じ気持ちでやっている時は問題ないのですが、子どもにその気がないのに押し付けている時は、注意しなければいけません。

 

以上の2つをきちんと抑えておくことが、幼児教育では大切です。

お子さんのいいところを見つけてみて

幼児教育について書きましたが、保護者自身もお子さんと一緒に楽しむことです。

子どもは親に褒められることが、とても嬉しいです。

 

どんなことでも良いのです。

いいところを見つけて、とにかく褒めましょう。

 

  • 「キレイにかけてるね」
  • 「よくわかったね」
  • 「最後まであきらめずに頑張ったね」
  • 「良いチャレンジだね」
  • 「いまの考え方好きだな」
  • 「それ面白いね」など

 

おわりに

子どもはまだまだ成長途中です。

できなくて当然です。

できないことは問題ではありません。

やらないことが問題なのです。

 

だからあの言葉が流行ったのです。

「いつやるの?」

 

ぜひ幼児教育を楽しんでくださいね。

 
 コラムニスト情報
大塚義也
性別:男性  |   職業:カウンセラー

大塚義也と言います。
カウンセラーをしています。

【経歴】
北海道教育大学卒業
その後2年間高校で教員
教員を退職後1年間学習塾勤務

小学校からの夢だった海外留学を叶えるために
退職後愛知県の工場で期間従業員として3年勤務

3年間の勤務終了後
1年間カナダへ留学しその間にヨーロッパや南米を旅行

日本へ帰国後
名護市で5年間不登校児童生徒の支援をしながら、スーパーバイザーの臨床心理士から心理学やカウンセリングについて学び、初級教育カウンセラー資格やその他のカウンセリング資格を取得。

【現在】
スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、高校の生徒さんや、保護者さんの相談なども行っています。

自分自身これまでいろいろなことにチャレンジしてきました。
カナダへ一年間留学したり、世界中を旅したり。
バイクで日本縦断したこともあります。

子どもたちに
『本気でやりたいと思ったことは必ずできる』
ということを伝えたいと考えています。

そのためには
「自分の人生を本気で考え自分の夢を叶えようと努力する」
ことが大切です。

コラムではできるだけわかりやすく
『子どもを伸ばす方法』について書いていきたと思っています。