「勉強しなさい!」はNG。勉強しない子どものやる気を高める方法
こんにちは、スクールカウンセラーの大塚義也です。
前回「やる気」ついてお話しましたが、今回は「やる気のメカニズム」がテーマです。
多くの子供は、ゲームが好きです。
でも大人になると、ほとんどゲームをしなくなります。
- 脳を刺激する
ゲームには刺激的な要素がたくさん詰まっています。
音や視覚、最近では体感まで出来て、それらは脳を刺激します。
脳は、刺激を感じることにより『やりたいという気持ち』が高まるのです。
- 適度な達成感
クリア出来そうで出来ない、敵を倒せそうで倒せない。けれど必ず達成できる。
ゲームは、そのよう心地よいハードルに設定されています。
ずばり、その刺激に飽きるからです。
だんだんつまらなくなり、もっと快感を得られるような、別のものを求めるようになります。
その構図は子供も同じです。
ゲームをやめさせることに徒労するより、ゲーム以上の快感を与えるほうが早いのです。
叱られると、人はやる気がなくなります。
何があっても褒めてあげるのが大切です。
ポイントは「できている所を見つけ、褒める」ことです。
それを何度も何度も繰り返してあげることで、やる気が出てくるのです。
「どこが一番難しかった?」
「どこが大変だった?」
などと質問してあげましょう。
そこが一番頑張ったところなので、そこを褒めてあげれば良いのです。
色々なことをやらせてあげる、経験させることは大切です。
しかし、嫌なことを続けることは、苦痛です。
「最低ここまで頑張りなさい」
「平均点は取ってね」
どうしても嫌なときは低めのハードルを、最低ラインを設定してあげるのも良いと思います。
やる気について、いろいろ紹介してきました。
試行錯誤しながら、あなたのお子さんに合う方法を見つけることが大切です。
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大塚義也と言います。
カウンセラーをしています。
【経歴】
北海道教育大学卒業
その後2年間高校で教員
教員を退職後1年間学習塾勤務
小学校からの夢だった海外留学を叶えるために
退職後愛知県の工場で期間従業員として3年勤務
3年間の勤務終了後
1年間カナダへ留学しその間にヨーロッパや南米を旅行
日本へ帰国後
名護市で5年間不登校児童生徒の支援をしながら、スーパーバイザーの臨床心理士から心理学やカウンセリングについて学び、初級教育カウンセラー資格やその他のカウンセリング資格を取得。
【現在】
スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、高校の生徒さんや、保護者さんの相談なども行っています。
自分自身これまでいろいろなことにチャレンジしてきました。
カナダへ一年間留学したり、世界中を旅したり。
バイクで日本縦断したこともあります。
子どもたちに
『本気でやりたいと思ったことは必ずできる』
ということを伝えたいと考えています。
そのためには
「自分の人生を本気で考え自分の夢を叶えようと努力する」
ことが大切です。
コラムではできるだけわかりやすく
『子どもを伸ばす方法』について書いていきたと思っています。
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