「勉強しなさい!」はNG。勉強しない子どものやる気を高める方法

執筆者: 大塚義也 職業:カウンセラー
はじめに

こんにちは、スクールカウンセラーの大塚義也です。

前回「やる気」ついてお話しましたが、今回は「やる気のメカニズム」がテーマです。

 

 

やる気を出すには、刺激が必要

多くの子供は、ゲームが好きです。

でも大人になると、ほとんどゲームをしなくなります。

なぜ、ゲームは楽しいのか
  • 脳を刺激する

ゲームには刺激的な要素がたくさん詰まっています。

音や視覚、最近では体感まで出来て、それらは脳を刺激します。

 

脳は、刺激を感じることにより『やりたいという気持ち』が高まるのです。

 

  • 適度な達成感

クリア出来そうで出来ない、敵を倒せそうで倒せない。けれど必ず達成できる。

ゲームは、そのよう心地よいハードルに設定されています。

 

 

大人がゲームをやらなくなる理由は?

ずばり、その刺激に飽きるからです。

だんだんつまらなくなり、もっと快感を得られるような、別のものを求めるようになります。


その構図は子供も同じです。

ゲームをやめさせることに徒労するより、ゲーム以上の快感を与えるほうが早いのです。

子供のやる気には「褒める」がいちばん!

叱られると、人はやる気がなくなります。

何があっても褒めてあげるのが大切です。

 

ポイントは「できている所を見つけ、褒める」ことです。

それを何度も何度も繰り返してあげることで、やる気が出てくるのです。

 

 

どこを褒めれば良いか、わからない時は?

「どこが一番難しかった?」

「どこが大変だった?」

 

などと質問してあげましょう。

そこが一番頑張ったところなので、そこを褒めてあげれば良いのです。

 

本人が好きなことを、やらせてあげる

色々なことをやらせてあげる、経験させることは大切です。

しかし、嫌なことを続けることは、苦痛です。

 

最低ラインを設定しましょう

「最低ここまで頑張りなさい」

「平均点は取ってね」

 

どうしても嫌なときは低めのハードルを、最低ラインを設定してあげるのも良いと思います。

 

やる気の出し方は、お子さんによって千差万別

やる気について、いろいろ紹介してきました。

試行錯誤しながら、あなたのお子さんに合う方法を見つけることが大切です。

 
 コラムニスト情報
大塚義也
性別:男性  |   職業:カウンセラー

大塚義也と言います。
カウンセラーをしています。

【経歴】
北海道教育大学卒業
その後2年間高校で教員
教員を退職後1年間学習塾勤務

小学校からの夢だった海外留学を叶えるために
退職後愛知県の工場で期間従業員として3年勤務

3年間の勤務終了後
1年間カナダへ留学しその間にヨーロッパや南米を旅行

日本へ帰国後
名護市で5年間不登校児童生徒の支援をしながら、スーパーバイザーの臨床心理士から心理学やカウンセリングについて学び、初級教育カウンセラー資格やその他のカウンセリング資格を取得。

【現在】
スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、高校の生徒さんや、保護者さんの相談なども行っています。

自分自身これまでいろいろなことにチャレンジしてきました。
カナダへ一年間留学したり、世界中を旅したり。
バイクで日本縦断したこともあります。

子どもたちに
『本気でやりたいと思ったことは必ずできる』
ということを伝えたいと考えています。

そのためには
「自分の人生を本気で考え自分の夢を叶えようと努力する」
ことが大切です。

コラムではできるだけわかりやすく
『子どもを伸ばす方法』について書いていきたと思っています。

 

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